猫がトイレ以外で『砂をかける動作』をする3つの理由 行動が持つ意味や対処法まで解説
トイレでもない場所で、砂をかけるような仕草を見せる猫がいます。これは「エア砂かけ」と呼ばれる行動です。一見ただのクセやイタズラのように見えますが、猫の本能や気持ちが隠されていることも。この記事では、エア砂かけをする理由を3つご紹介するとともに、適切な対処法も詳しくお伝えします。
猫がトイレ以外で『砂をかける動作』をする3つの理由

1.食べ残しを取っておきたいから
もともと猫には、少量ずつ食事をする習性があります。そのため、1度の食事でお皿を空にすることはあまりありません。
お皿にごはんが残っていると「お腹がいっぱいだから、後で食べよう」という気持ちで、食べ残しを隠すように砂をかける動作をすることがあります。
野生時代の猫は、獲物を土や落ち葉で覆って隠していたと考えられており、現代の猫が見せるエア砂かけも、その名残なのかもしれません。
本能が残っているため、実際に砂がなくても反射的に体が動いてしまうのでしょう。
2.いらないものだから
ごはんにほとんど手をつけずに砂をかける仕草を見せたら「これはあまり好みじゃない」「今はいらない」というサインの可能性があるでしょう。
筆者は、飼い猫に2種類のフードをローテーションであげています。気分によっては「今日はこっちのフードじゃない」というように、エア砂かけをして訴えてくるときがあります。
また、いつもと同じフードにもかかわらずこの仕草を見せる場合は、単純に飽きてしまったのかもしれません。あるいは、お皿の汚れやニオイが気になっていることも考えられるでしょう。
3.ニオイを隠したいから
猫は、ごはんだけでなく、嘔吐物や強いニオイがするものに対しても、砂をかけるような仕草を見せることがあります。
これは、ニオイや痕跡をそのままテリトリーに残すことを避ける、防衛本能に基づいた行動と考えられます。何もない場所でエア砂かけを始めた場合は、猫が吐いていないか、汚れがついていないかを確認してみましょう。
ちなみに、トイレで排泄後に砂のない壁や床に向かって、前足をカキカキするような仕草をする猫もいます。「排泄物にかかっていないよ」とツッコミを入れたくなりますが、猫としてはきちんと隠しているつもりなのかもしれません・・・!
砂をかける動作をやめさせたいときには?

砂をかける動作をやめさせたいときには、直接叱るのではなく、その理由を探ってあげましょう。
そもそも食べ残しを後で食べようとしてやっているだけなのであれば、特に実害はありません。本能的な行動の1つでもあるため、無理にやめさせる必要はないでしょう。
本当に見直すべきなのは、食事内容や周囲の衛生状態です。ごはんは好みに合っているか、お皿に汚れが残っていないかを確認し、猫が満足して食事を楽しめるようにしましょう。
嘔吐物や汚れを見つけたら速やかに掃除してください。また、嘔吐が続く、食欲が落ちるなど気になる症状がある場合は動物病院に相談し、ただ掃除するだけで終わらせないようにしましょう。
まとめ

猫がトイレ以外で砂をかける動作は、実際に砂がかかるわけではないため、空振りのような行動に見えるかもしれません。
しかし、決して意味のない行動ではありません。「これで、後でまた食べられる」「これで隠せた」と、猫なりに満足するためにやっているのでしょう。
猫のテリトリーである室内や食事スペースを清潔に保つとともに、猫が何を伝えようとしているのかにも目を向けてあげてください。
愛猫が満足して食事ができるよう、好みに合った美味しいごはんを探してあげることも、飼い主さんの大切な任務といえるでしょう。
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