わずか6分も…党首討論「時間切れ」で露呈した“野党の多弱化”と“高市自民の一強” 強い反発よそに重要法案は次々可決…野党“役割分担”の現在地【サンデーモーニング】

国会では、高市総理と野党党首らによる党首討論が行われました。高市一強の前に攻め手を欠く野党の姿が浮き彫りになりました。
【写真を見る】“拍手と歓声”で自民党の若手議員に迎えられる高市総理
最終盤国会で与野党攻防 高市総理「呼ばれたら行く…」答弁に野党は
立憲民主党 蓮舫議員
「まず総理、国会への出席はお嫌ですか?」
高市総理
「嫌ではございません」
17日、ようやく行われた集中審議。高市総理が質されたのは、国会出席の少なさでした。
高市総理
「呼ばれたらお伺いしている、ということでございます」
立憲民主党 蓮舫議員
「毎回こういう質問に『呼ばれたら行きます』と答えられているのですけれども、実際に野党は自⺠党に相当強く、自⺠党も官邸に対して出席要請を繰り返ししてきています。でも全く実現せずに、予算委員会は今日まで遅れた。国会が混乱した要因は、総理にもあるという御認識はおありですか」
高市総理の国会への出席を、何度も要請してきたと詰め寄る蓮舫議員。
高市総理
「『出たくない』とか、『出ない』とか申し上げたことはございません」
高市総理が党首討論 “国⺠会議に委ねている”説明で2分間
一方、一部野党の強い反発をよそに、国会では、高市政権が重要視する法案が次々と可決。野党側が審議に応じる条件のひとつだった党首討論が15日に行われました。
議場の入り口に陣取った自⺠党の若手議員が、拍手と歓声で高市総理を迎えて始まりました。
45分から60分に延長されたものの、野党の多党化で、一人当たりの持ち時間は限られています。最も⻑い国⺠⺠主党・玉木代表でも許された時間は、受け答え合わせて僅か15分。最初に切り込んだのは、まだ方針が決まっていない消費税減税について。
国民民主党 玉木雄一郎代表
「各党で合意が十分取られていない、いわゆる“議⻑案”といわれる、(2年限定で消費税を)1%に減税すること。これは、もう変わらないのか」
高市総理
「この点については、いま国⺠会議に議論を委ねております。8月の頭ぐらいでしたら、十分に作業的に間に合いますので…」
高市総理は、“国⺠会議に委ねている”という回答を2分以上かけて説明。さらに、インフレに対する認識を問われると…
国民民主党 玉木代表
「日銀あるいは政府がインフレを的確に抑える能力と意思がないんじゃないのかと」
高市総理
「強い経済と財政の持続可能性これを両立する、そのために私は成長のスイッチを押して押して押しまくると申し上げました。一緒にやりましょうよ、強い経済づくり」
与党議員
「そーだ!」
高市総理
「今ならできます、今やらないと間に合わない、そう思っております」
総理の応援に集まった自⺠若手の拍手と歓声を受けて、2分近くに及ぶ持論を展開。そして時間切れに。
国民民主党 玉木代表
「気合いと根性でやれば大丈夫みたいな感じだったので、ますます心配になった」
高市総理の“長い答弁” 野党は「多弱化」が浮き彫りに
中道改革連合・小川代表の持ち時間は14分。
中道改革連合 小川淳也代表
「『書面の提出をもって国会質問を控えてほしい』と取られかねないような場面にも出くわしました。こうした一連の総理の対応は、内閣総理大臣としての資質に疑問符がつきかねない事態に立ち至ってると私は感じますが」
高市総理
「これ(“中傷動画疑惑”は)私にとって全く身に覚えのないことを追及された訳でございますので、大変心外でございました。それでも懸命にご通告いただいたことには、確認をして答弁をしてまいりました」
自民議員
「おー!!(拍手)」
中道改革連合 小川代表
「委員長、静粛に。時間限られてるので。残り4分しかないのですが、経済政策について伺います」
しかし、他の議題でも満足できる回答を得られず、時間切れに。
中道改革連合 小川代表
「自らの非は認めず、反省はせず、したがって今後の改善、成⻑もないんじゃないか」
一方、中道改革連合とまとまりきれなかった立憲⺠主党の持ち時間は12分、公明党に至っては、わずか6分でした。
公明党 竹谷とし子代表
「食料品の値上がりが止まりません。家計の負担軽減、中小企業の支援をすべき」
高市総理
「この物価高がG7で、インフレ率が最も低いという状況の中で、実質賃金上昇率1.7ですよね。これを考えると、やはり適切な物価対策はこれまでも打ってきた。これからも必要なことは打っていきますよ。その上でしっかりと強い経済を作っていく。それはこれから働こうとしている方、今働いている方の雇用...」
野党議員
「⻑い!」
高市総理は、ここでも持論を展開したのです。
公明党 竹谷代表
「2回ほど短くしていただくようにジェスチャーしましたけれども、一向に聞いていただけなかった」
党首討論後、野党はこんな自己評価をしました。
中道改革連合 小川代表
「3党それぞれで関心事項を持ち寄った結果として、うまく役割分担できているなと」
その自己評価とは裏腹に、浮き彫りになったのは野党の“多弱”化。はたして今後、高市一強に立ち向かうことはできるのでしょうか…