「久々に5時間睡眠」高市総理の“睡眠”めぐる投稿が波紋 国会“延長戦”で「副首都法案」参院で審議へ…野党からは“大阪ありき”と反発も【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-07-22 12:34

“延長戦”に入った国会で、最大の焦点となっている副首都法案。22日から参院で審議入りします。そんななか、物議を醸しているのが、高市総理の睡眠をめぐるSNS投稿です。国会の審議も関係するこの投稿に、さっそく野党も反応しました。

【写真で見る】「久々に5時間睡眠」波紋を呼んだ高市総理の“睡眠不足”投稿

高市総理「久々に5時間睡眠」野党からは“多忙アピール”との声も

連休中にリフレッシュができたのでしょうか。高市総理は20日夜、Xにこう投稿しました。

高市総理のXより
「久々に5時間も睡眠を取れた(総理就任以来、0時間〜3時間睡眠が常態化)、昼からはアイロンかけと、お裁縫を一気に処理。これで会期末までのハンカチとインナーを確保でき、明日から又、頑張れます!」

2025年10月、「働いて、働いて、働いて、働いて、働いて参ります」と意気込んだ高市総理。一方で、今国会中時折聞かれたのが「睡眠不足」発言です。

4月7日
「睡眠はわりと短い」

6月4日
「ほぼ徹夜いたしました」

6月22日
「けさまでほとんど睡眠を取っていません」

また高市総理は、今回の投稿で「明け方まで国会答弁の資料読みに追われる」とも。ただ、多忙アピールともとれる投稿に野党は…

立憲⺠主党 蓮舫議員のXより
「総理大臣として、何を伝えたいのか。何のアピールなのか」

国⺠⺠主党 玉木雄一郎代表
「本来トップしかできない仕事に特化するように様々な仕事を割り振ったり、自分の時間を割り振っていくのも、リーダーの仕事なのかなと思いますので。もっと休まれたらいいなと思います」

永田町で巻き起こる総理の睡眠をめぐる議論。

国会は今週、“延⻑戦”に突入。高市総理は国会対応を迫られ、再び寝不足の状況に追い込まれるのかもしれません。

“大阪ありき”と反発も 国会延長で最大焦点「副首都法案」審議へ

その“延⻑国会”で最大の焦点となるのが、連立を組む日本維新の会“肝いり”の「副首都法案」です。高市総理もその意義を強調します。

高市総理(6月22日)
「東京圏以外に経済の核を作るということで、極めて大きな意義を有するものだと」

副首都法案は22日参議院の特別委員会で審議入りし、与党は23日に採決を行いたい考えですが、野党は反発を強めています。

立憲民主党 斎藤嘉隆 国対委員⻑
「多くの国⺠が望んでいない法案を無理強いして成立ばかりを急ぐと、政権にとってもダメージになるのではないか。一部地域への我田引水法案」

そもそも“副首都”法案は、大災害が発生し首都機能がまひした場合などに備え、バックアップとなる「副首都」を整備し、政治‧経済の“東京一極集中”の是正を目指すとしています。

法案では、副首都に指定された地域への「規制緩和」や「税制優遇」などが盛り込まれていて、大阪や愛知、福岡、北海道が指定に意欲を示しています。

ただ、衆議院の審議では法案の旗振り役である“維新”のお膝元「大阪ありきだ」との指摘もあります。

中道改革連合 早稲田ゆき 衆院議員(7月13日)
「大阪ありきで進んでいるのではないかという懸念が拭えません」

国⺠⺠主党 向山好一 衆院議員(7月13日)
「『副首都』『副首都』と声高に仰っていますが、大阪都構想を実現するためのツールとして使っているんじゃないか」

それでも、与党が数の力で衆院を通過させた「副首都法案」。

一方、参議院では法案に賛同する方針の「チームみらい」を加えても過半数に達しないことから、与党側は無所属の議員への働きかけを続けることにしています。

「副首都法案」の要件とは? 浮き彫りになる“具体性”の欠如

藤森祥平キャスター:
22日参議院で審議入りし、23日の採決を与党が目指しているのは「副首都法案」です。

【想定される「副首都」の要件】
▼東京と同時に被災しない立地
首都直下地震など念頭に災害リスクが分散できる
▼高度な都市基盤
首都機能を担える人口・都市機能があり経済活動が活発

真山仁さん:
東京に一極集中しているので、バックアップとしてもう一つ同じ機能を作るということは非常に大事なことだと思います。ただ、最近の法律はいつも具体性に欠けていて、何がやりたいかが全く分からず、定義もされていません。

だから、「結局大阪のためだけじゃないか」と言われているが、他の都市も「お金がもらえるならうちがやりたい」と言っています。目的が明確だと、こういった混乱は起きません。

小川彩佳キャスター:
複数の都市にも指定できるという話もあります。具体的に制度の中身が固まりきっていない中で、今急いで成立を目指すべきことなのかという声も上がっています。

真山仁さん:
大阪出身の一個人の意見ですと、大阪の人は「面倒くさいことをやって何か得があるのか」という説得力がないと、動かない点が一つあります。

また、今の政権は新しいことをやろうとする割には、丁寧にやろうとはしませんよね。さらに、丁寧に議論する時間がないのであれば、せめて内容の具体性だけはきっちりと詰めるのが当たり前ですよね。しかし、そのどちらもせずにバタバタと決めてしまうと、実際に運用する段階になって必ず揉めることになります。

これは一体何のためにやっているのか。これは、“国会軽視”と言われても仕方がない気がします。

小川キャスター:
その先に「大阪都構想」を見据えているのか、という点も気になります。

真山仁さん:
そうでないのであれば、それを明確にするべきですよね。

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<プロフィール>

真山仁さん
小説家 2004年「ハゲタカ」でデビュー
新著にロッキード事件をもとにした「ここにいるよ」

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