猫はキャットフードの何を気にする? 味蕾は人間の約1/20、ロイヤルカナンが注目した「食感」

新しいキャットフードを買うとき、パッケージの写真を見て「これなら食いつきが良さそう」と選んだ経験はないだろうか。猫が喜んで食べてくれそうか、好みそうか、飼い主なりに考えて商品を選んでいるはずだ。
しかし、その“美味しそう”を実際に判断しているのは猫ではなく、飼い主自身だ。猫の味蕾(味を感じる器官)の数は、人間のおよそ20分の1しかないといわれている。人間が「美味しそう」と感じるポイントと、猫が食べやすいと感じるポイントは、必ずしも同じではないのだ。
猫が本当に気にしているのは「食感」?

ロイヤルカナン ジャポン合同会社は、長年の嗜好性研究の中で、猫が「形状」や「食感」といった口内感覚(マウスフィール)に敏感な動物であることに着目してきた。同社が展開する猫用ウェットフードは、栄養バランスはもちろん、猫が舌ですくいやすい形状や、食感など猫にとっての食べやすさも考えて作られている。
その考え方をさらに推し進めたのが、独自のAIRLIFT(TM)技術を採用した新シリーズ「ウルトラ ソフト ムース」だ。空気を含んだ泡のように軽く、舌の上でとろけるムース食感を実現。やわらかく舐め取りやすく、咀嚼が苦手な猫や、口内が敏感な猫、高齢の猫にも配慮した設計になっている。
ラインナップは、おねだりの多い成猫向けの「アペタイト コントロール」、減量したい成猫向けの「ライト ウェイト ケア」、11歳以上の高齢猫向けの「エイジング11+」、15歳以上の高齢猫向けの「エイジング15+」の4種類。年齢や体重管理など、それぞれの猫に合わせて選ぶことができる。

7歳以上が45%超、高齢猫の食事にも「食べやすさ」
猫の平均寿命は延びている。ペットフード協会の2025年調査では、猫の平均寿命は16歳。7歳以上の猫は45%以上を占めているという。
年齢を重ねた猫は、口腔内が敏感になったり、噛む力が弱まったりすることもある。ロイヤルカナンによれば、高齢猫用の「ウルトラ ソフト ムース」は、新しい食感による食べやすさと舐め取りやすさを考えたもの。一方、体重管理用の製品は、空気を含む食感によって、食欲旺盛な猫でも満腹感を得やすくする工夫がされている。

「試したいけど、余らせるかも」という人には50gサイズ

同時に登場したのが、ロイヤルカナン初となる「使い切りサイズ」50gのウェットフード4製品だ。
新しいフードを試してみたいと思っても、「愛猫が食べてくれるか分からない」と購入をためらうことはある。猫は少量ずつ複数回に分けて食事をする傾向があり、個体によって食べムラもある。
そこで従来の85gに加えて用意されたのが50g。ロイヤルカナンの調査では、40代以下のペットオーナーの3人に1人が選ぶ容量だという。今回は日本市場で先行して発売された。ちなみに、50代・60代では45~55gよりも、35g以下の少量サイズを求める傾向があるという。「ちょうどいい量」は年代によっても違うようだ。
拡大する日本の猫用フード市場
日本の猫用フード市場も拡大している。2024年の日本の猫用フード市場は約2,605億円で、前年比7%増。猫の平均寿命が16歳となり、7歳以上の猫が全体の45%を超えるなか、猫の年齢や健康状態に合わせたフード選びも重要になっている。
また、室内で暮らす猫の健康や体重管理への関心も高まっている。毎日食べるものだからこそ、栄養面だけでなく、年齢や食べやすさまで考えてフードを選ぶ人も少なくない。
「猫が食べてくれるか」だけでなく、「猫が食べやすいか」。これからのフード選びでは、そんな視点も大切になりそうだ。
※詳しい商品情報は、ロイヤルカナン公式サイト(https://www.royalcanin.com/jp/?utm_source=chatgpt.com)をご確認ください。