ナゼ?16年ぶりに“体験キット”付き学習誌「学研の学習」が復活【THE TIME,】

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2026-07-23 10:00
ナゼ?16年ぶりに“体験キット”付き学習誌「学研の学習」が復活【THE TIME,】

2010年に休刊した学習誌『学研の学習』が16年ぶりに復刊し話題になっています。なぜイマ、復活したのでしょうか?

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部数激減で休刊⇒令和に出番到来

1946年創刊の『学研の学習』。昭和・平成に子ども時代を過ごした人にとってはお馴染みの総合学習誌で、その特徴が…

「ガラスでできててアリが巣を作るのを外から見えるやつ」
「カブトエビを育成するような付録」

毎号ついてくる付録の「体験キット」が人気となり、1979年には670万部売り上げたこともありました。しかし時代が変わり、2010年頃には部数が激減してしまったといいます。

『学研の学習』編集長・吉野敏弘さん:
「僕らが届けたいものと当時の需要がミスマッチしていった。僕らが一番大切だと思っているのは“子どもたちに体験する機会を与えること”。当時は、知識やテストで点をとることが求められていた」

成績重視の時代に合わず2010年に休刊。しかし、令和になり保護者の考え方にも変化が出てきたのです。

▼40代:「今は考えなくてもチャッピー(ChatGPT)に聞いたら答えてもらえるから、“考える力”を身につけてほしい」
▼50代:「イエス・ノーの答えはするけど自分の意見はあまり言わない。何かあったときに対応できる“考える力”がすごく必要だと思う」

保護者が求めるのは、“子どもの将来につながる体験や考える力”

今こそ“学研の出番”という思いで復刊したところ、初版2万5000部、重版も決定するほど話題となったのです。

はにわに汚れ?“国宝”で体験学習

16年ぶりに、どんな“体験”ができるのかー
初めて『学研の学習』を手にとった2つの家族を取材しました。

まずは箱を開けると、1冊の本とプラモデルのようなものが入っています。本に書いてあったのは…

小6・吉岡まなさん:
「はにわ“けいこうのぶじん”」

今回の号は、『学研の学習 はにわの大国宝展』。本には、約1500年前に作られた“はにわ初の国宝”「挂甲の武人」に関する様々な情報が書かれています。

『学研の学習』吉野編集長:
「東京国立博物館に監修してもらい、たくさんのはにわを紹介できる立体工作のセットも入っている」

7つのパーツを組み合わせて作る「挂甲の武人」は、本物の国宝の1/6スケール(全長約20cm)で再現。石の粉を含んだ素材により素焼きのような質感と重みのあるキットで、組み立てながら感じた疑問はすぐに本で調べられるという体験学習ができます。

まなさん:「これ何?これ何?」
小4・弟:「汚い」

はにわに“黒い汚れ”があるのも、大事なポイントです。

『学研の学習』吉野編集長:
「はにわは1500年前にできて土の中に眠っている。眠っている間に土の成分が染みこんでシミになる。東京国立博物館の国宝3Dデータをそのまま使わせてもらい、できるだけ同じような場所に同じような汚れがあるのを目指した」

組み立て始めて20分で完成した姉弟。作ったはにわを観察すると、色んな事に気付くようです。

まなさん:「刀みたいなのがついていて、背中に矢が入っているね」
弟:「これが弓か、これが矢」

挂甲(よろい)と冑(かぶと)に身を包んだ「挂甲の武人」の右手の刀、左手の弓、背中に背負った矢にも興味津々の姉弟。なんでこんなに武器を持っているのか、早速本で調べます。

弟:「ここに書いてある。『矢が上を向いていて、戦場ではなく儀式の場でキラキラ光る矢の先を見せていたのかも…?』」
まなさん:「戦っていないんだ!」

古代人と同じように「勾玉作り」

キットのもう1つの目玉は、古代人のお守り「勾玉」を作る体験。

石の中では特に柔らかい「滑石」を2種類の紙やすりで削っていくのですが、子どもの力ではかなり大変です。

『学研の学習』吉野編集長:
「1500年前にも同じ石を使って勾玉を作っていたので、それもまた“歴史に触れる体験の一つ”。うまく出来なくても、失敗も含めてきっと子どもたちの心には何かが残ると思う」

“古代の人と同じように勾玉を作る”、それが体験学習なのです。

小学3年生の木村せいご君は、机が真っ白になるのも構わずに黙々と1人で石を削っています。その様子を見ていたお父さんは、「何かひとつのことに夢中になれるのは、すごくいいこと」

そして1時間以上磨き上げ、オリジナルの勾玉が完成。学んだことや感じたこともキットに書き込んでいきます。

吉岡まなさんの母親:
「作る楽しみだけじゃなくて、昔の人がどんな人だったかを一緒に学べる。“本物体験”というのはすごく大事にしたい」

学研の学習は、16年の時を経て時代のニーズをとらえた本になっていました。

(THE TIME,2026年7月14日放送より)

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