猫の命を奪っている『年代別の3大死因』とは? 年齢によって異なるリスクや予防法も解説

2026-07-28 12:00

子猫、成猫、老猫では体の状態や生活環境が異なるため、かかりやすい病気や死因にも違いがあります。愛猫の健康を守るためには、年代ごとの特徴を理解しておくことが大切です。そこで今回は、年代別に多い死因と、それぞれの年代に適した予防法を紹介します。

猫の年代別の3大死因

頭をなでられている猫

ここでは、子猫、成猫、老猫の3つの年代に分けて、おもな死因を紹介します。年代によって注意すべき病気やリスクは異なります。それぞれの特徴や傾向を確認していきましょう。

1.子猫の3大死因

子猫の死因は、免疫力や体力が十分に発達していないことから、病気や事故によるものが多く見られます。

  • 感染症
  • 子猫衰弱症候群
  • 誤飲誤食による事故

感染症の中でも特に注意したいのが「猫伝染性腹膜炎(FIP)」です。猫コロナウイルスの変異によって発症し、1歳未満の子猫に多く見られます。かつては致死率がほぼ100%の病気とされていましたが、近年では治療薬の研究や普及が進み、早期発見・早期治療を行えば治癒(寛解)を目指せる病気になってきています。そのほか、猫汎白血球減少症も子猫にとっては注意が必要です。

子猫衰弱症候群は、虚弱体質や低体温、低血糖などが原因で衰弱する状態です。生後間もない時期ほどリスクが高く、気づかないうちに手遅れになってしまうこともあります。

また、好奇心が旺盛な子猫は、ほかの年代と比べて誤飲のリスクが高いといわれています。窒息や腸閉塞、中毒など命にかかわることも少なくありません。

2.成猫の3大死因

成猫の死因は、体質や生活習慣の影響による病気が多く見られます。

  • 泌尿器疾患
  • 消化器疾患
  • 感染症

猫に多いといわれている泌尿器疾患(尿路結石や尿道閉塞など)も状態によっては命にかかわります。雄猫は雌猫に比べて尿道が細く、結石が詰まりやすい傾向です。尿道が完全にふさがり排尿ができない状態がつづくと死に至ります。

消化器疾患では、誤飲・誤食による腸閉塞や慢性的な嘔吐・下痢を伴う病気に注意が必要です。慢性的な嘔吐・下痢では命にかかわる重篤な病気が隠れている可能性が否定できません。

さらに、子猫と同様に感染症も命を奪います。とくに、多頭飼育の環境やワクチン未接種の猫はリスクが高くなるでしょう。

3.老猫の3大死因

老猫の死因は、加齢による体の機能低下など、老化が影響するものが増えてきます。

  • 慢性腎臓病
  • 悪性腫瘍
  • 心疾患

猫の慢性腎臓病は加齢とともに増え、15歳以上では70〜80%程度が腎臓を患っているといわれています。慢性腎臓病を発症すると腎機能が徐々に低下し、最終的には尿毒症を起こして死に至ります。初期では目立った症状が見られず、気づいたときには進行していることも少なくありません。

悪性腫瘍は加齢とともに発生率が上がる病気です。猫では「リンパ腫」や「乳腺腫瘍」「扁平上皮癌」が多く、種類によっては進行が速いため早期の発見が重要になります。

また、高齢の猫では心疾患も死因になりやすく、もっとも多いのが肥大型心筋症です。初期には症状が出にくく、突然死の原因になります。

年代別の予防法

猫と聴診器

愛猫の健康を守るためには、定期的な健康診断やワクチン接種に加え、ストレスの少ない生活環境と栄養バランスのよい食事を心がけることが大切です。また、年齢によって注意すべきポイントが異なります。それぞれの年代に合わせた健康管理を意識しましょう。

子猫の時期は誤飲事故を防ぐことが重要です。小さな部品が付いたものや紐状のものは手の届かない場所に片付け、人の食べ物や薬、洗剤なども誤って口にしないよう管理してください。

1歳以降の成猫は、新鮮な水をいつでも飲める環境を整え、水分摂取量を確保することが大切です。水分補給は、泌尿器疾患の予防になります。水を飲まない猫には、ウェットフードや給水器の活用もおすすめです。

7歳頃からのシニア期は、健康診断を年2回程度に増やし、病気の早期発見に努めましょう。また、食欲や体重、飲水量、排泄などに変化が見られた場合は、様子を見過ぎず早めに動物病院を受診してください。

まとめ

窓辺でじゃれ合う猫と女性

猫の死因は、年代によって大きく異なります。

たとえば、子猫期は免疫力が未熟なため感染症にかかりやすく、誤飲にも注意が必要です。成猫は泌尿器や消化器のトラブルなど、体質や生活習慣の影響を受けやすくなります。さらにシニア期に入ると、加齢による体の機能低下に伴い、慢性疾患のリスクが高まります。

愛猫の健康を守るためには、生活環境を整え、定期的に健康診断を受けるなど、年代に合わせた予防を心がけるようにしましょう。

関連記事

・ふと子供用の『車のおもちゃ』を見たら、ネコが……可愛すぎる光景に「テンション上がってそうw」「気分はレーサーにゃw」と笑う人が続出
・『喧嘩をする2匹の猫』を見ていると…1匹の猫がとった『予想外すぎる行動』が70万再生「吹いてしまった」「耐えられなかったww」と大爆笑
・来客に驚いて隠れてしまった猫→『寝室』を覗いてみると…尊すぎる光景が20万再生「上手に入れたねw」「何回叫んでも足りないくらい可愛い」
・猫は『好きな人』と『嫌いな人』を区別している
・15年前、『公園で保護された子猫』を家族に迎えたら…大きく見た目が変化した『現在の光景』に反響「ずっと可愛い」「愛おしさ増してる」

  1. “ジェットコースターに倒木” 千葉各地で残る台風の爪痕 「急ピッチで復旧してるのに…」新たに台風26号が接近か【news23】
  2. SMILE-UP.東山紀之社長が今月末で退任を発表 1047人申告の性加害補償で578人に支払い完了 後任は弁護士の山田将之氏
  3. 塀が倒れ木材散乱…住宅など10軒程度で被害 一時約300軒で停電も 青森・五所川原市
  4. ふるさと納税“2万品目超”終了へ…ルール厳格化で影響は?10月から“ビール”の税率も変化【Nスタ解説】
  5. 「北朝鮮の地雷の可能性極めて高い」非武装地帯での爆発事故で韓国軍が中間発表 確定なら「相応の措置講じる」
  6. 東京・渋谷区笹塚の4階建てアパートで火事 1人死亡 住人の60代男性か
  7. 【速報】東京・府中市で追突事故 80代の女性が死亡 20代の男を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕 容疑を過失運転致死に切り替え捜査 警視庁
  8. 「家に帰れて良かった」山形・酒田市で行方不明になっていた6歳男児と確認 約40km離れた飛島で発見の遺体
  9. 健康的で持続可能な食環境戦略イニシアチブの成果を共有するオープンフォーラム2026開催
  10. 甘くないピルクル400が新登場
  11. 女子4×100mリレーで日本がシーズンベストの43秒52で涙の銅メダル 銀まで0秒01、12年ぶり表彰台の快挙【アジア大会】
  12. 台湾美食とフォントの融合を楽しむ「食神好字ステッカー」プレゼントキャンペーン開催