【冒頭全文】地震で煙突倒壊9人死亡 経緯は?「直近の測定データはございません」日本製紙社長ら会見 “10年前の熊本地震でも煙突に損傷”④

熊本地震で震度6強を観測した八代市にある日本製紙八代工場で煙突が倒壊し、9人が死亡しました。この被害について日本製紙が8月5日午後3時から会見を開きました。
会見の冒頭を全文公開します。
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※会見続き
前回の熊本地震でも煙突に損傷
ーーこれまで日本製紙で、煙突が損傷する事案はあったか?
杉野光広日本製紙副社長:
煙突の損傷は前回の熊本地震のときにありましたけれども、それは適切にメーカーの指導のもと補修をしております。
ーー煙突の倒壊というのはあまり聞いたことがない。そもそも大きな地震があったときに、煙突が倒壊、折れるということは想定されるのか?全く想定外だったのか?
煙突のメンテナンスや耐久性など含め、5本の煙突はどうだったのか。折れた煙突への対応は十分だったのか不十分だったのか。
現状で分かる範囲で教えてください。
杉野光広日本製紙副社長:
非常に難しいところだと思います。
地震によって煙突が倒壊しました。このメカニズム、これはおそらくその地震と言ってもその場所場所で、かなり揺れ方が違うんじゃないかと思ってまして。
ここはやはり専門家に入っていただいて、そしていろいろ調査をすべきであるということで、先ほどの社長が申しましたように、調査委員会を立ち上げてですね、そこをきっちり検証してまいりたいというふうに思っております。
煙突周辺で働いている人に対する避難の基準は?
ーー煙突が折れるという認識はなかった?
杉野光広日本製紙副社長:
いや煙突の基準っていうのは、定期的に厳しくなっているんですね。
そういった意味では、やはり耐久性を強化していかなきゃならないっていうのはあったので。
何らかの形で大きな地震が来たら煙突に何らかの被害が被るっていうことは、それは一般的な常識として持ち合わせておりました。
ーー煙突の周辺で働いている人は、煙突が折れる可能性があるから、とにかく外に出て遠くに離れなさいなど基準はあるのか?
杉野光広日本製紙副社長:
今回の場合は地震が起きて、即倒れたと。
そのあたりは工場長の方から。
「煙突が倒壊するから避難」というマニュアルはない
山邉義貞 八代工場長:
一般的にはボイラーの中央操作室、ここに震度計がございます。
何ガルという単位で、今回一番強かったのは宇城の方で2000ガルを超えたと。
残念ながら今回の地震はちょっと「欠測」となっています。地震とともに電源が喪失した。
一般的な地震が起こると、私どもはボイラートリップという操作を行います。
煙突よりも「ボイラーを健全に安全に止める」という作業が一番でございます。
そういうインターロックを持っています。
今回は突然電源喪失したので、そういうボイラートリップという操作もできなかった。
煙突が倒壊するから避難するっていうマニュアルはございません。
ーー質問にまだ答えていただいていない。
点検の時期、交換の時期が近かったように聞いたが。
倒壊した煙突「直近の測定データはございません」
山邉義貞 八代工場長:
鉄筋コンクリートなので、やはり硬さを測ったりします。
直近でのデータはございません。
直近の測定データはございません。
煙突の鉄筋コンクリートの硬さを測ってございません。
老朽化してたかどうかは、やっぱり事故調査の調査委員会の方で調べないと。
私ども、いま現認も、近づけない状態なんで、ちょっと現時点ではわかりません。申し訳ございません。
Q.会社として煙突の耐用年数がどれくらいか把握は?
ーー交換時期というものはない?
山邉義貞 八代工場長:
一般的に鉄筋コンクリートの寿命かと思います。
ーーどれくらいですか?
山邉義貞 八代工場長:
いや、ちょっとそこも私の知見がないっていうか。
調査委員会の方で専門家の先生に調べて。
ーー会社として煙突の耐用年数がどれくらいで、あと何年かはお持ちではないということ?
山邉義貞 八代工場長:
そういうことになります。はい。
※会見続く