“不思議な法律”に“定番”まで…好奇心の入り口 大人もハマる!進化する図鑑の世界【Nスタ解説】
「図鑑」は今、子どもではなく大人が買う時代!誰かに話したくなる『本気すぎる図鑑』を取材しました。
【写真を見る】わかりやすい法律図鑑「お坊さんの説教に茶々入れたら罰金いくら?」
大人も夢中!進化系図鑑 写真より本物の臨場感!?
都内にある書店の図鑑コーナーに行ってみると、200種類以上の図鑑がずらり。「犯罪」や「国宝」など、ユニークな題材が並んでいます。
「国宝図鑑」の千手観音のページでは、900以上のパーツに分解して解説。約20年前、千手観音の修理のタイミングで撮影したそうです。
代官山 蔦屋書店 キッズコンシェルジュ 山脇陽子さん
「今はイラストレーションだったり、仕掛けが美しくて楽しくて、ワクワクするようなものがだいぶ増えてきておりまして」
例えば、「海の生き物たちの世界」を題材にした図鑑の、アオリイカのページでは、イラストを使用することで写真よりも「本物の臨場感」が伝わってきます。
また、直接見ることのできない、人体の不思議をイラストで解説する図鑑も。
ページを開くと、60センチを超える人体図が飛び出すなど、「めくるしかけ」が盛りだくさん。発売からわずか1か月で重版が決定し、大ヒットとなっています。
お客さんに聞いてみると…
「私が欲しいかも。いま解剖学を勉強していて、これだとすごくわかりやすく、これはいいですね」
「(文字が多いと)読むの疲れちゃうから、取りかかりやすいというか、絵だけ見て楽しめるのはいいかもです」
実は今、こうした図鑑に魅了される「大人」が急増中!
短時間でサクッと読めて、専門的な知識も身につく。大人の知的好奇心を満たしてくれるんです。
代官山 蔦屋書店 キッズコンシェルジュ 山脇陽子さん
「(図鑑は)深い知識、好奇心の入り口ではありますが、これで知ったことを、みんな見て見て!聞いて聞いて!と、みんなに知らせてもらって、自分たちだけに閉じ込めないで、楽しいこと、すごいこと、素晴らしいこと、地球にあることを伝えてもらいたい」
身近に潜む“不思議な法律” 大人がハマる図鑑
誰かに話したくなる図鑑はまだまだあります。
「世にもふしぎな法律図鑑(1980円 日経BP 日本経済新聞出版)」は、「ザリガニやヒキガエルを逃がしたら罰金300万円!?」「お坊さんの説教に茶々を入れたら罰金10万円」など、日常に潜む不思議な法律を緩いイラストとともに、現役弁護士が解説をする一冊なんです。
(刊行時の法律に基づいた表記になっています)
「世にもふしぎな法律図鑑」著者 中村真 弁護士
「まず第一に、いろいろな方に法律のことについて、特に身近な生活とか、お仕事に関わるような法律について興味を持ってもらいたいなというのがあった」
では問題です。
【1円玉をつぶしたら有罪ですが、1万円札を破いたら有罪?無罪?】
ポイントは「貨幣の持つ価値」。1円玉などの硬貨の材料は金属なので、時代によっては金額以上の価値が出る可能性があり、加工は法律で禁止されているのです。
一方、お札は破いても金額以上の価値にはならない、しかもそのような行為をすることがないだろうと考えられているため、罰する法律がないということです。
そのため、「一万円札を破いても無罪」です。ただ、一万円札は破ってはいけません。
大人が買い直す!定番図鑑の裏側 全2800種を生きたまま
ユニークな題材の図鑑だけではなく、動物や鉄道といった定番の図鑑を買い直す大人も増えているといいます。その理由を探るため「Gakken」の編集部を取材しました。
Gakken 学研の図鑑LIVE 松原由幸 編集長
「子ども向けだからといって『簡単にした方がいいよね』とか、そういうことは全く思っていない。こっちも本気でいかなきゃ。そういうことはもう常々思います」
約10年前、2014年発売の昆虫図鑑と、2022年発売の昆虫図鑑。一体なにが違うと思いますか?
出水麻衣キャスター
「色が全然違いますね」
Gakken 学研の図鑑LIVE 松原由幸 編集長
「一般的な昆虫図鑑は、頭が上を向いているイメージだが、これは標本と言われるもの。標本だと実際に生きていたときと色や艶が変わってしまうことがある」
出水キャスター
「ということは?」
Gakken 学研の図鑑LIVE 松原由幸 編集長
「これ(最新)は全部生きた状態」
「本物の姿を届けたい」と、専門家が1年以上かけて、約2800種もの昆虫を採集。生きた状態で撮影しているといいます。
なんと、採集中に新種が見つかり、「ガッケン」という名がついた昆虫まで!
出水キャスター
「蝶とかは、『ちょっと今動かないで』ってできないじゃないですか。どうやって写真を撮るんですか?」
Gakken 学研の図鑑LIVE 松原由幸 編集長
「たとえば二酸化炭素とかで、少し動きを緩やかにして、その一瞬で撮る」
岩石をおにぎりにたとえた図鑑?
続いては「岩石・鉱物・化石」の図鑑。
Gakken 学研の図鑑LIVE 松原由幸 編集長
「たとえば親子でお散歩に行った時に、お子さんってめちゃくちゃ石拾うんですよ。あまり知識がない中でお子さんが拾ってくると『また拾ってきて』みたいなこともあると思う。
この図鑑を読んでいただくと『花こう岩拾ってきたんだ』『玄武岩なの?』と、身近にあるものを図鑑で見てみると、全然世界の見え方が変わってくる」
出水キャスター
「面白いなと思ったのが、おにぎりが載っていて、え、なんでおにぎり?って思ったんですよ」
Gakken 学研の図鑑LIVE 松原由幸 編集長
「これ何かと言うと、先ほど申し上げた岩石と鉱物の関係性を表すために、おにぎりを使っています。おにぎり自体が岩石。そして1個1個のサケやお米が鉱物にあたる、という例えです。(おにぎりの画像は)編集者が自分で握って載せている」
大人がハマる図鑑。手に取ってみてはいかがでしょうか?