日航機墜落事故から41年 犠牲者520人の墓標に生けた花 夫を亡くした華道家が写真集を出版

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-08-12 18:10

520人が犠牲になった日航機の墜落事故からきょうで41年です。事故で夫を亡くした華道家の女性が、犠牲者の墓標に花を生け続けた活動を1冊の写真集にまとめました。

【動画】日航機墜落事故から41年 犠牲者520人の墓標に生けた花 夫を亡くした華道家が写真集を出版

群馬県の「御巣鷹の尾根」。きょう、この尾根を登ったのは、日航機墜落事故で家族を失った遺族たちです。

慰霊碑の前で黙祷を捧げたあと、「空の安全」を願い、風船を飛ばしました。

弟を亡くした 美谷島真さん(54)
「やっぱり『今年も来たよ』という気持ち。家族が健のこと、弟のことを覚えていてあげなきゃという気持ち」

父親を亡くした 山本昌由さん
「父は、幼い子どもを残して突然亡くなったのは本当に残念だっただろうなと」

記者(1985年)
「山腹に激突して大破しています」

1985年8月12日、乗客乗員524人を乗せた羽田発-大阪・伊丹行きの日本航空123便が「御巣鷹の尾根」に墜落。520人が犠牲となり、生存者はわずか4人でした。

あれから41年。

華道家 片桐悦子さん
「こっちにこうするより、普通にこういうふうにした方がどうなんだろう」

大阪・堺市に住む片桐悦子さん(77)。花を生ける「華道家」です。

華道家 片桐悦子さん
「もう女性ばっかりだから熱気がバーって」

片桐さんは今月、1冊の写真集を自費で出版しました。その題名は「祈りの花」。御巣鷹の尾根に立つ犠牲者の墓標に生けた花の記録です。

華道家 片桐悦子さん
「これ夫のところですね。最後に残ったお花を夫のところに飾って、それで終わるんですよね」

悦子さんの夫で、同じく華道家だった右弼さん(当時41)。日航123便に乗っていて、帰らぬ人となりました。

夫を亡くした 片桐悦子さん
「やっぱり、思いってあるじゃないですか。悲しかった、悔しい思いもあれば。夫が亡くなったらね」

事故の2年後、悦子さんは御巣鷹の尾根を登り、墓標に花を生け始めました。

夫を亡くした 片桐悦子さん
「いろんな思いを持ちながら、捧げたってことかな。自分の気持ちも、それによって安らいだし、どんどん心が浄化されていく気持ちにもなってきたしね」

事故の犠牲になった3姉妹の墓標には…

夫を亡くした 片桐悦子さん
「3人は若い美しい女性たちでしょ。そしたら、これに負けないくらいの華やかさを出してあげなかったら。ありったけの華やかさを出しましたね。色々な花々を入れて、華やかに華やかにしました」

中には、まるで花嫁がつけるウエディングベールのような生け花も。

夫を亡くした 片桐悦子さん
「外国の方と日本の女性の方が並んで銘標が立っている。奈良の実家に婚約者を連れて帰る時に遭ってるわけですよ、事故に」

悦子さんは、写真集に「事故の記憶を継承する」思いを込めました。そして、夫の右弼さんの墓標の前で、こう報告したといいます。

夫を亡くした 片桐悦子さん
「いい人生を過ごしていますから。優しいお弟子さんたちに囲まれて、いい友に囲まれて、とっても充実しています。幸せです」

事故から41年。事故があった午後6時56分には慰霊式典で黙祷が捧げられます。

  1. イオンモール熊本爆発事故 事故原因究明へモール内の調査再開 がれきの撤去を受け経産省・消防・警察が合同調査
  2. 小さな男の子と赤ちゃん犬の初対面→お互いに喜び『追いかけっこ』を始めて…あまりにも尊い光景が84万再生「可愛いの渋滞」「なんて幸せなの」
  3. 犬に『雑巾』を渡してみた結果→『普通に遊ぶのかな』と思ったら…ワンコとは思えない『まさかの光景』に反響「美しいw」「雑巾ですらなくて草」
  4. 日航機墜落事故から41年 墜落時刻の午後6時56分に黙祷 朝から162人の遺族が慰霊登山 高齢化で「記憶の継承」に課題も
  5. 中国・朱鎔基元首相が死去 97歳 2000年に来日の際はTBSのテレビ番組に出演も
  6. 【 前園真聖 】〝右脚の強化〟右膝半月板損傷のリハビリ〝走る前にしっかりと筋力を戻す〟ジムだけでなくスイムやウォーキングも
  7. 豚肉と鶏肉の小売価格が最高値更新 農水省調査
  8. ANA 欧米便の燃油サーチャージ引き下げ発表 9月・10月購入分が5万5000円に 7月・8月購入分は過去最高6万5000円
  9. 台風17号(ナンカー)今後の進路に注意 あす13日は広い範囲で大気の状態不安定に 九州や北陸は猛暑【8月13日の天気】
  10. 五輪出場へ!バレー女子代表が練習公開 石川真佑「最後までしっかり戦い切りたい」佐藤淑乃「日本らしいバレーボールができたら」
  1. 「復讐代行だ」と脅してわいせつ行為か 東京・世田谷区のアパートに押し入り強盗・不同意性交などの疑い 男2人再逮捕 練馬区や横浜市での強盗事件でも逮捕・起訴 警視庁
  2. 【 10万人に1人の難病・間瀬翔太 】開頭手術から7年「実は最近、てんかんの発作による脳の海馬部分へのダメージで一つまた別の障害が診断されました」 【 脳動静脈奇形 】
  3. “三大流星群”ペルセウス座流星群がまもなくピーク!最も観測に適したタイミングは?観測のポイントは?カメラマンが教えるコツは「より暗いところ」
  4. 中央線快速電車 全線で運転再開 線路内に人が立ち入ったため、一時運転見合わせ
  5. 【訃報】坂口力 元厚労大臣(92)死去 ハンセン病めぐる訴訟で控訴断念、患者へ謝罪
  6. 埼玉県飯能市の山林で91歳女性の遺体発見 死体遺棄疑いでベトナム国籍の男(33)再逮捕 「遺体を放置すると誰かにばれてしまうかもしれないと思い・・・」
  7. 池江璃花子「もうとにかく深呼吸してゲーム」レジェンド・入江陵介に語る池江流アンガーマネジメント【アジア大会】
  8. 盗んだバイクで交番襲撃容疑で逮捕の少年も使用 なぜ東京・足立区で旧式バイク「アドレスV125」が狙われる? “車種の構造”指摘も
  9. 3人に1人が失敗する「親への終活トーク」 死後の備えではなく「防災」が鍵
  10. 【 南野陽子 】「夢を超えちゃってる」サマージャンボの金額に絶句 華原朋美も共感「すごいですよね」
  11. 捜査員の間で「やり手のプレーヤー 」と呼ばれる男(24)を逮捕 日本最大の風俗スカウトG「ナチュラル」のメンバー 職安法違反の疑い 警視庁
  12. 「仕入れ価格が2倍ぐらいに」北海道で獲れる食材に変化 海の幸カラフトマス「1か月に2匹」…温暖化をチャンスにサツマイモ栽培の新たな挑戦