夏休みの自由研究に「ゲーム制作」? Robloxで学ぶ創造力と問題解決
夏休みの自由研究といえば、工作や観察日記、実験などが定番だが、近年は子どもたちに身近な「ゲーム」を入り口に、プログラミングや科学的な問題解決を学ぶ選択肢も広がっている。
オンラインプラットフォーム「Roblox」を展開するロブロックスでは、ゲームを遊ぶだけでなく、自分で3Dゲームやバーチャル空間を制作できる無料ツール「Roblox Studio」を提供している。プログラミングや3Dモデリング、デザインなどに触れられ、専門知識がなくても制作を始められる環境が用意されている。
ロブロックスが紹介する調査では、クリエイターが創作活動を始めたきっかけとして、「創造性とイノベーション」(50%)、「ゲームデザイン」(47%)、「コミュニケーション」(37%)などが挙げられている。

また、教育ゲームを集めた「Learning Hub」では、環境問題や宇宙探査、科学的な問題解決など、STEM分野につながるテーマも用意されている。ゲームを“遊ぶもの”としてだけでなく、“作る”“考える”体験へと広げる動きが進んでいる。
一方、子どもが利用するサービスだけに、保護者にとっては安全面も気になるところだ。
ロブロックスは今年6月、日本を含む地域で年齢別アカウント「Roblox Kids」と「Roblox Select」の提供を開始した。5~8歳向けの「Roblox Kids」では、アクセスできるコンテンツを制限し、チャット機能も初期設定でオフにしている。9~15歳向けの「Roblox Select」でも、年齢に応じたコンテンツ制限などを設けている。

さらに、保護者が自身のアカウントと子どものアカウントを連携することで、コンテンツのレーティング制限や通信設定、スクリーンタイム、毎月の課金限度額などを管理できる仕組みも用意している。
7月には、親子で一緒に遊びながらデジタル上の安全について学ぶ「Family Zone」も公開された。保護者と子どもが3D空間を進みながら、アバターの操作やペアレンタルコントロールの設定などを体験する内容で、親子でオンライン上の安全について話すきっかけを作ることを目的としている。
ゲームは長らく「遊び」と「学び」を分けて語られがちだったが、子ども自身がゲームを作り、試行錯誤しながらスキルを身につける環境も広がりつつある。
夏休みを機に、子どもの「ゲーム時間」を単に制限するだけでなく、何を遊び、何を学び、どのように安全に使うかを親子で考えてみるのもひとつの方法かもしれない。