夏休みの宿題の“ラスボス”自由研究に変化 AIやタイムラプス撮影で支援 小学生の発想が商品化も【Nスタ解説】
夏休みの宿題「自由研究」は、テーマ選びに悩み苦戦することから“ラスボス”ともいわれますが、近年は様々な“サポート”が進んでいます。
【写真で見る】AIサポートで作った自由研究レポート そのクオリティは?
親の4割が「一番大変」…自由研究を助ける企業の新サービスとは
山形純菜キャスター:
ベネッセコーポレーション「進研ゼミ 小学講座」が行った、「最も大変だと思う宿題」についてのアンケート調査をご紹介します。
「自由研究・工作」と答えた小学生は30.3%。
また、宿題をサポートする保護者も、40.1%の方が「自由研究・工作」と答えました。
大変とされる自由研究ですが、様々な企業がサポートを行っています。
衛星放送を運営する「スカパーJSAT」では、8月14日に雲の観察日記「くもろぐラボ」の提供を開始しました。(500円/9月末まで使い切り)
子どもたちは10日間毎日、同じ時間・場所で空を撮影するだけ。あとはAIが雲の種類を判定し、レポートの作成をサポートしてくれるというものです。
たとえば、「雲の種類とあらわれ方」「雲と天気でわかったこと」といった内容が出力され、もちろん自分の感想や考察などを加筆することも可能です。
開発担当者は、「自然をみつめる体験を通して継続する力を身につけ、好奇心をはぐくむきっかけになってほしい」と話していました。
手描きからタイムラプスへ? アサガオの観察方法にも変化
山形キャスター:
「小学館HugKum」が実施した「保護者が『やってよかった!』自由研究は?」という調査では、以下のような声が寄せられました。
▼貯金箱の工作(低学年の父)
「使った後も使いみちがあってよかった」
▼カブトムシの成長記録(中学年の父)
「生命の不思議や大切さを学ぶことができた」
▼そば粉と水の割合(高学年の母)
「さらにそばが好きになったしお店の開拓もできた」
AIの活用だけではなく、今は自由研究の方法も変化しているようです。
たとえばアサガオの観察も、かつては1日ずつスケッチブックに絵を描く方法が主流でした。しかし、「ベネッセ教育情報」サイトでは、カメラやスマートフォンでのタイムラプス撮影を推奨しています。
録画したものを再生して変化を観察・まとめを行い、何度も見返すことで新しい発見を探すということです。
小3の発想が3万枚の大ヒット!クリアファイルから生まれたエコストロー
山形キャスター:
小学生の自由研究が世の中に広がることもありました。
2019年当時、小学3年生だった山口県の更紗さんは「繰り返し使えるストロー」について自由研究を行いました。
ライスペーパーや、葉っぱなどで試し、たどり着いたのが、洗って再利用できる、クリアファイルをくるくる巻いたシート製のストローです。
ただ、考案するだけでは終わりません。
光浦醸造を経営している更紗さんのお父さんは、「面白いアイデアはカタチにしないと意味がない」ということで、このアイデアを商品化しました。
それがペットボトルと同じ素材の「STROLL」(660円~)というストローで、自分で太さも調節でき、使用後は洗って干すことができます。約3万枚を販売したといいます。
井上貴博キャスター:
子どもは先入観がないので、大人が考えつかないことをぱっと思いつくことができます。宿題なども大事だと思いますが、正解のない領域のほうが、子どもの発想力が豊かになるとは思います。
山形キャスター:
また、ベネッセコーポレーション「進研ゼミ 小学講座」は、夏休みの宿題提出のあり・なしについてもアンケート調査をしています。
【任意制・選択制の夏休みの宿題はあった?】(回答者918人)
任意制の宿題があった:43.0%
任意制かつ選択制の宿題があった:11.7%
任意制ではない:19.6%
任意制の宿題の中でも最多だったのが「自由研究・工作」だといいます。
夏休みの宿題も時代とともに変化しています。