猫を苦しめる病気『口内炎』の症状6つ 不治の病とされる理由や発症リスクを下げる予防法
人では自然に治ることも多い口内炎ですが、猫では強い痛みから食欲不振や体重減少を引き起こし、命に関わることもあります。この記事では猫の口内炎の症状や予防法についてご紹介します。
︎猫の口内炎の症状6選

1.口の中が赤くただれる
猫の口内炎は口の中の奥にできることが多く、唇をめくっただけでは見つけられないことがほとんどです。猫は口を開けられるのを嫌がる子が多いため、口の中は見たこともないという飼い主さんが多く、口内炎は発見が遅れる事が多いです。
猫の口内炎は口の奥の方に左右対称にできる事が多く、ちゃんと口を開けなければ見る事ができません。実際、動物病院に来ても口の中を頑なに見せてくれない猫もおり、その場合は鎮静などをかけて見る場合もあります。
左右対称ではなく片側だけに腫れや潰瘍がある場合は、口腔内腫瘍や歯周病など別の病気の可能性もあるため注意が必要です。
歯磨きの時など定期的に口の中をチェックする事が理想的ですが、ご家庭では猫があくびをしたタイミングなどに口の中の口内炎が発見される場合もあります。
2.食欲が落ちる
口内炎ができると痛みから食欲が落ちる事があります。猫は具合が悪いことを隠す動物であるため、食欲が落ちている時にはかなりの痛みがあると考えられます。
食欲が落ちる原因は他の病気なども疑われますが、口内炎の際の特徴として、ドライフードを避けて柔らかいウエットフードを好む様になります。また、フード皿の前まで来るが食べない、またはすぐに食べるのをやめるといった、「食べたい気持ちはあるのに痛くて食べられない」という様子が見られることもあります。
この様な食欲不振が見られた場合には口の中を確認する事が大切です。
3.痩せる
重度の口内炎になると、慢性的な食欲不振から体重が徐々に減少していきます。痩せる原因は他の病気でも考えられるため鑑別は重要ですが、他の口内炎の症状とも併発して起きている場合は口の中の痛みから食欲が落ちていると考えられます。
猫の体重減少は、加齢のせいと様子見をされる飼い主さんが多いですが、痛みから食べられない場合、猫の生活の質は大きく下がってしまうため、きちんと原因を見極めなければなりません。
体重は週に一度定期的に測り、記録をつけておくのが理想的です。
4.よだれを垂らす
口の中に痛みがある時、よだれの量が増えてよだれを垂らす事があります。また、同様の理由で口の周りが濡れたり、よだれ焼けができたりする事があります。
急によだれが大量に出ている時には中毒症状や吐き気、神経症状など他の原因も考えられますが、慢性的によだれの量が増えてきた場合には、口内炎や口腔内腫瘍など口の中のトラブルが考えられます。
猫がよだれを垂らす時には危険な病気が隠れている事も多いため、迅速に動物病院を受診しましょう。
5.口臭がする
口内炎ができると、その部分が炎症を起こし口臭がキツくなる事があります。また、口内炎の原因にもなり得る腎臓病を発症した際にも、腎臓病特有の口臭がすることが多くあります。口臭の原因には歯周病や口腔内腫瘍など他の口腔内トラブルも考えられますが、いずれにせよかなり炎症が強くなっている証拠です。
炎症が強い場合には、離れた場所でも気付くほど強い口臭がすることがあります。そのため猫の口臭は放置せずに何かしらの原因があるため、動物病院で検査を受けましょう。
6.口をくちゃくちゃさせる
飼い主さん自身が口内炎や口腔内トラブルを発見するパターンで1番多いのがこの「口をくちゃくちゃさせる」という症状かもしれません。猫は口内炎ができると口の中の違和感や痛みから、口をもぐもぐさせたり、くちゃくちゃさせたりすることがあります。
この行動は「吐き気があるのではないか」「口の中に何か挟まったんじゃないか」という症状で来院される飼い主さんが多いですが、実際に口を見ると、口内炎などの口腔内トラブルであることが多々あります。
︎原因と予防法

猫の口内炎は、一度発症すると慢性化しやすく、完治が難しい病気として知られています。これは免疫の異常反応が関与しているケースが多く、原因を取り除いても炎症が繰り返し起こることがあるためです。そのため、症状を抑えながら長く付き合っていく治療が必要になる猫も少なくありません。
また、猫の口内炎は、猫カリシウイルス感染症や猫ヘルペスウイルス感染症、猫エイズウイルス感染症(FIV)、猫白血病ウイルス感染症(FeLV)などに伴って発症することがあります。これらの感染症のリスクを減らすためにも、定期的なワクチン接種や完全室内飼育を心掛けましょう。
また、腎臓病や糖尿病などに伴って口内炎が発生することもあり、若くとも発症しうるため、定期的な健康診断も重要です。
︎まとめ

猫の口内炎は放置すると強い痛みにより食事ができなくなり、生活の質を大きく低下させる病気です。また、見た目だけでは口腔内腫瘍との区別が難しいこともあるため、異変に気付いたら早めに動物病院を受診しましょう。
普段から歯磨きや口の中を触る練習をしておくことで、異常の早期発見にもつながります。あくびをしたタイミングなどに口の中を観察する習慣をつけるのもおすすめです。
関連記事
・横一列に並んでいた3匹の猫→目の前を何かが横切ると…『可愛すぎる光景』に4万9000いいね「みんな少しずつ違うね」「300点」
・猫が甘噛みをする6つの理由としつけ方法
・『口をもごもごと動かす子猫』を撮影していると…思いもよらない『貴重な瞬間』が57万再生「初めて見た」「目撃はできても撮るのは難しい」
・猫が『触って欲しい』ときに送るサイン4つ!触ると喜ぶ身体の部位と触り方のコツとは?
・眠そうにしていた猫に『ベッドを占領』されたら…『まさかの光景』に笑ってしまう人が続出「違和感なく使いこなしてるw」「まるで人間」