猛暑続きダム渇水…取水制限で給食に影響も 9月も厳しい残暑で気象庁「秋の訪れ遅い見込み」【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-08-26 20:30

残暑の時期ですが、26日の福岡市は気温が40.4℃まで上がり、酷暑日となりました。
一方、西日本を中心に渇水が深刻になっており、様々なところに影響が出ています。

【写真で見る】猛暑のお供に?“レンタル日傘”とは 140円から使用可能

貯水率ほぼ0%のダムも…渇水は“学校の給食”にも影響か

井上貴博キャスター:
26日午後4時時点で、全国914地点のうち猛暑日を観測したのは4地点、真夏日は544地点でした。

この暑さで、特に西日本では猛暑による深刻な渇水が続いています。

【ダムの貯水率】
▼御母衣ダム:ほぼ0%
▼室生ダム:52.9%
▼菅沢ダム:7.4%
▼尾原ダム:38.8%
▼早明浦ダム:24.7%
▼耶馬渓ダム:33.1%
▼鶴田ダム:3.1%

香川県や徳島県の主な水源になっている早明浦ダムは、28日午前9時から香川用水に流れる水を6割削減する、取水制限が始まります。これは2008年以来18年ぶりのことになります。

また、香川・高松市の小・中学校では、渇水により給食などにも影響が出る可能性があるといいます。

高松市教育委員会によると、2学期の給食について、献立の変更や、食器を紙皿にすることなどを検討中だそうです。

2008年の取水制限の際は、汁物や葉物野菜を減らすといった、水をなるべく使用せずに済む献立に変更する対応がとられました。

水不足はいつまで続く?9月の台風の影響は

坂口愛美 気象予報士:
ここまでの西日本の渇水を一気にカバーするとなると、台風のような大雨が必要となってしまいます。

2005年9月5日の早明浦ダムは一時貯水率が0%になりましたが、台風によりほぼ一夜で満水となり、7日には100%まで貯水率が戻ったということがありました。
近くのアメダスの地点で言うと、1日に700ミリぐらい降ったそうです。それくらい降らないと、渇水は一気に解消とまではいきません。

9月は太平洋高気圧が徐々に弱まることもあり、1年のうちで日本への台風の接近数が最も多い月となります。

ここまでの西日本の渇水を一気に解消するには、まとまった大雨が必要となります。一度に大雨が降ってしまうと新たな災害のおそれもあるため心配ではありますが、水資源の回復には一定の降水が待たれる状況です。

はっきりとはわかっていませんが、2026年は台風がハイペースで発生しているため、この傾向は今後もしばらく続くと思われます。

おそらく、9月は何かしらの台風の影響が日本列島にあると思います。

9月は平年より真夏日多め…「秋の訪れは遅い見込み」

井上キャスター:
気象庁は25日、9月~11月の3か月予報を発表しました。
全国的に気温は高く、特に9月は例年と比べると真夏日が多い見込みとなっています。

平年と今秋を比較してみましょう。

坂口 気象予報士:
北側に冷たい空気、南側に暖かい空気があり、この境目に流れる温度差のところにできる大気の流れが偏西風です。

そのため、偏西風の北側に入るのと南側に入るのとでは、気温が変わってきます。

実は7月に気象庁が発表した3か月予報では、9月は全国的に平年並みと予想されていました。しかし、25日に発表した3か月予報では、全国的に気温が高いという予報に変わりました。

偏西風の蛇行が、大陸の方では普段より南寄りですが、日本付近では北寄りに上がってくる予想に変わりました。

そもそも温暖化などの影響で、大気全体の温度が平年0.9℃プラスとなっているので、ベースが高いのも大きな要因です。

井上キャスター:
2025年9月の気温を調べてみました。

▼東京:猛暑日4日、真夏日14日(30℃以上:18日間)
▼熊本:猛暑日6日、真夏日17日(30℃以上:23日間)

2025年は、平年よりも真夏日が多かったということで、2026年はいつから秋になるのでしょうか。

気象庁は25日の会見で、「秋の訪れは遅い見込み」と発表しました。

2025年は10月12日に鹿児島で35℃を観測し、観測史上最も遅い猛暑日となりました。

坂口 気象予報士:
東京での2025年最後の猛暑日は9月8日でした。2026年、東京都心は8月25日が猛暑日でしたが、おそらく、この日が2026年最後の猛暑日だったのではないかと思います。

ただし、まだ30℃以上の真夏日が続きそうなため、秋の訪れはもう少し遅くなるのではないでしょうか。

10月になっても、半袖が活躍するかもしれません。

  1. “月よりグルメ”?「月見商戦」過熱の裏で卵が高騰 35年前の“安定供給”から一変…頭を悩ます生産者 【Nスタ解説】
  2. Cellebrite、携帯型戦術抽出キット(C-TEK)を発売、軍による戦場情報の活用を支援
  3. 【天皇杯】J1横浜FM、キングカズ擁するJ3福島に勝利!“大会史上最大”43歳差対決は実現せずも16歳の三井寺眞と59歳三浦知良がユニフォーム交換
  4. 赤根智子所長が会見「ICCは決して負けない」トランプ政権から制裁
  5. 「カード使えない」 トランプ政権の制裁に「ICCは負けない」赤根所長訴え…“弱腰”の日本政府が姿勢変えたワケ【Nスタ解説】
  6. 59歳“キングカズ”三浦知良、2戦連続出場はならず J3福島2回戦敗退 1回戦では大会史上最年長ゴール更新【天皇杯】
  7. “ICC最大の危機”ーー「力の支配」横行に赤根智子所長が警鐘「最終的に日本にも波及」国民に伝えたいこととは【独占インタビュー 第3回】
  8. 「日本が圧力に負けるのか、世界が見ている」ICC赤根智子所長がICCを守る理由――「法の支配」か「力の支配」か【独占インタビュー 第2回】
  9. 自民、熊本地震の復興に向けた提言を高市総理に手交 「復興基金」の検討や観光支援策の早期実施など要望
  10. 「次は私かなと」トランプ政権の制裁対象に… ICC赤根智子所長が語った本音 すでにクレカは使えず 「仕事には全く支障ない」【独占インタビュー 第1回】
  1. 「分電盤の交換が必要」うその工事で男女6人から約320万円を詐取した疑い 男5人を逮捕 被害額は9億円か 千葉県
  2. 中国で買い付け業者が白菜をホルムアルデヒドに浸す 「鮮度を保つことを目的とした違法行為」インターネット上の告発を受け調査
  3. 列車の接近知らせる「中継見張り員」不在か…東武線作業員4人死亡事故 東武鉄道は会見で「到着していたが意思疎通できる状況でなかった」
  4. コンビニ業界初の“Tシャツスタイル”に ファミリーマートが制服を刷新 背景に業界の人手不足…「働きたい」動機を生み出したい考え
  5. 親切心が裏目に…「救急隊員が脱いだ靴はそのままに!」金沢市消防局がSNSでお願い 靴をそろえてはいけない理由は?
  6. 三菱UFJ銀行が遺産相続を支援する新サービスを発表 流出しがちな「預金」のつなぎ止め狙い 現金・預金の相続額は8兆5000億円超
  7. VIVANT【独自インタビュー】阿部寛&濱田岳「街を歩けない状態だった」“裏切り発覚後” の心境告白
  8. フランス南西部で大型の竜巻が発生 「逃げなければ死んでいた」住宅300戸が被害に
  9. 「もう少し時間がほしい」福岡県議会のドン・蔵内勇夫前議長は議員総会に出席せず 追い詰められての辞任劇に県議団会長「どう信頼回復するか」
  10. お笑いコンビ【 かけおち 】今月30日で解散 赤木細マッチョさんは9月末で芸人引退 青木マッチョさん「細マッチョには感謝です」
  11. 死因は「頭部打撲による脳挫傷」と判明 相模原市・高校2年男子生徒の死亡事件 車に乗っていた男らとトラブルか…傷害致死容疑も視野に捜査
  12. 【あすの天気】前線の影響で広い範囲で雨に…局地的に雷伴い激しく降るところも 西日本では猛暑続く 福岡・久留米や大分・日田で37℃予想も【8月27日の天気】