アフリカなどが小さく見える世界地図の使用見直しを 国連総会が実際の面積をより正確に表す地図の使用促す議案採択 アメリカは唯一反対
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-09-05 07:30

国連総会は、アフリカ大陸などの大きさが実際より小さく見える世界地図の使用を見直すよう求める議案を採択しました。
この議案は、日本をはじめ世界で広く使われている「メルカトル図法」による世界地図はアフリカ大陸などが実際よりも小さく描かれているとして「イコールアース図法」などの実際の面積をより正確に表す地図の使用を促すものです。
国連総会 議長
「議案は採択されました」
議案は164か国の賛成で採択されましたが、アメリカは唯一、反対に投票しました。
アメリカ代表
「地図を見直すだけの取り組みではなく、より大きな思想的狙いがあると考えています」
「メルカトル図法」では高緯度にある北米やヨーロッパが大きく示されている一方、低緯度にあるアフリカや南米は小さく示されています。
そのため、地図上はアフリカ大陸とグリーンランドがほぼ同じ大きさに見えますが、実際のアフリカ大陸の面積はグリーンランドのおよそ14倍あります。
こうした地図のゆがみがアフリカを過小評価する認識につながっているとして、トーゴがこの議案を提案し、アフリカ連合も支持していました。
トーゴ ドゥセ外相
「公平な地図は世界の地理を変えるのではありません。私たちが世界を見る目を変えるのです」
今後は加盟国や国際機関などに対し、実際の面積をより正確に表す地図の使用が促されることになりますが、法的な強制力はないということです。