「休校」判断は前日?当日? 自治体で分かれる対応 全国4600校超が休校・短縮 学童も受け入れ早めて対応「すごくホッとした」【news23】
きょうは、各地の4600を超える学校で臨時休校や短縮授業になりました。中には、きのうのうちに休校を決めた自治体もありますが、みなさんはいつ、判断してほしいですか?
「休校判断早めの方が助かる…」いつ、誰が、決定する?
9月6日も雨だった東京都内。首都圏では7日の夕方までに多いところで250ミリの雨が予想されていました。
こうした大雨の予報を受け、JR東日本は6日時点で、在来線で通常より本数を減らすことを発表しました。
そして、7日、公立の小中学校では臨時休校となったところもありました。
東京・練馬区では、6日のうちに休校を決めました。
学童クラブには7日、多くの子供たちの姿がありました。
--きょう学校あった?
子どもたち
「ない。雨でなかった。休校」
「大したことない雨だったけど、休校になった。強制休校された」
休校を受け、学童クラブは急遽、午前8時から受け入れを開始。6日までに保護者へ連絡し、スタッフを確保して対応しました。
りっこう学童クラブ 梅澤めぐみ 施設長
「(休校の判断)前日に対応するというのは、私は悪くないと思う。前日の方が保護者も動きやすいし、私たちも動きやすい」
仕事帰りに迎えに来た保護者は…
保護者
「できるだけ早めの方が、いろいろ段取り、準備もあるので。前日(連絡)の方が良いと思う」
「学童が開いてると聞いてすごくホッとした。なかなか当日に『(仕事を)お休みします』とは言いづらいので」
一方、同じ練馬区内で、やむを得ず仕事を休んだという母親は…
保護者
「フタをあけてみたら全然雨たいしたことないみたいなことがあると、仕事行けたなみたいな、会社に申し訳ないと思っている」
休校?通常登校? 自治体で分かれる対応
そもそも、誰がどのように休校を判断するのでしょうか。
東京23区では10の区が自治体判断で休校に。8の区が自治体判断で通常登校としました。一部の区では学校が決めるケースもあります。
6日午前11時と、早い段階で休校を決めたのは大田区です。
大田区教育委員会 松田真由美 教育総務課長
「(以前)午前7時直前に大雨警報が発表された事例があり、『判断が遅いのではないか』というご意見を頂戴した」
その後、大田区では前日の昼頃までに休校を判断することに。
また一度決めた判断は、天候が回復しても変えない方針です。
大田区教育委員会 松田真由美 教育総務課長
「家庭でまた対応を変えるということになってしまう。一度決めたからには、(判断を)変えず休校のままいかせていただく」
早めに判断することで、翌日の給食の発注を止めることができ、無駄の削減にもつながると言います。
一方、今回休校の措置を取らなかったのは墨田区。
墨田区教育委員会事務局 勝田光徳 指導室長
「気象庁などの情報によるのですが、児童生徒の登校時には雨が弱まっているだろうというこちらの判断で通常の登校とした」
墨田区では2026年7月にガイドラインを改定していて、レベル3以上の警報が予想される場合、休校を判断します。
これは、前日の午後5時頃に一斉に通知され、当日に変更することはないと言います。
ただし、休校にならない場合でも、登校の際に保護者が危険と判断する場合、遅刻や欠席の扱いにはせず、無理な登校を控えるよう呼びかけています。
子どもたちの安全を第一に考えた休校。
一方で、保護者の仕事や生活への影響もあり、その判断の難しさが浮き彫りになっています。
「最優先は子どもの安全確保」学童開設やリモート導入など臨機応変に
藤森祥平キャスター:
「なんでうちの学校は休みじゃないの?」という子どもの声や、「これなら行けるのではないか?」というお親御さんの声など色々あったと思います。
東京23区で見ると、同じような雨が降った状況下でもこれだけ判断が分かれました。
【東京23区 区立小中学校の対応】
黄色 臨時休校:10区
水色 通常登校:8区
学校が判断:3区
板橋区は3時間目からの繰り下げ登校になり、足立区はオンライン授業になりました。
休校・登校の決定をするタイミングも違いました。
【休校・登校の判断時刻】
6日午前11時 大田区▼休校「親の仕事の調整もあるため早めの判断」
6日午後8時 目黒区▼休校 23区内で計画運休が決定→教職員の通勤にも影響するため
7日午前6時 中野区▼登校 臨時休校は「警戒レベル4以上」→ガイドラインに従い当日判断
やはり、決断の中身もタイミングも難しいですね。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
最優先するのは子どもの安全確保ということですよね。多少、空振りだったとしても、やはり安全の方を重視するという姿勢は必要だと思います。
ただ突然、休校になると、親の方も困りますよね。例えば、臨時の学童を開設したり、企業側もリモートを導入したり、異常な気象がどんどん増えているので、自治体も企業もそういうところで知恵を絞る必要があると思います。
小川彩佳キャスター:
判断を下す機会が増えていくことも考えられますし、線状降水帯もピンポイントでの予測が全くできません。
少しでも雨雲がずれると、今回の伊豆諸島での大雨のようなことが首都圏でも起こり得たということを考えると、生活の組み替えや意識を変えていくことが必要になります。