中間選挙に向け「歴史的な大接戦」に…“共和党の牙城”テキサス州 トランプ政権への反発強く 勝敗左右するキリスト教徒の動向は
共和党大会が開かれているテキサス州では、中間選挙に向けた戦いが歴史的な大接戦となっています。勝敗を左右する重要な要素は「キリスト教徒たち」の動向です。
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“共和党の牙城”とも言われる南部・テキサス州。保守的な土地柄で知られ、街中では様々な宗派のキリスト教の教会を目にします。
記者
「オースティンの教会に来ています。日曜日の朝ということで、地元の住民がたくさん集まってきています」
ここは主流派プロテスタントの1つ「長老派」の教会です。政治的には“穏健な立場”とされています。
現在、アメリカ人の6割強がキリスト教徒とされていて、研究機関によると、その55%がトランプ大統領の共和党を支持しています。
「福音派」といったキリスト教右派が“岩盤支持層”といわれる一方、「長老派」などの政治的スタンスは、それほど明確ではありません。
しかし、ここにきて「長老派」などの中で“トランプ氏離れ”の動きが出ているといいます。
ガベンタ牧師
「人の過ちを赦すなら、天の父もあなたを赦してくださいます」
この教会のガベンタ牧師は「政治的な争いに関与したくない」としつつも、「トランプ政権の政策には、懸念を抱かざるを得ない」と言います。
ガベンタ牧師
「“隣人”でもある移民を悪者扱いしたり、国内の分断を煽ったりする言動には、私が理解する聖書の教えが反映されているとは到底思えません」
トランプ政権の“厳しい移民管理”や“多様性を否定する政策”などが「隣人を愛せよ」という聖書の教えに反すると批判します。
アメリカ トランプ大統領
「公正な大義・勇敢な国民・素晴らしい文化、我々の運命は神に定められている」
トランプ大統領自身は人工妊娠中絶の禁止など、キリスト教右派が求める保守的な政策を推進。さらには自分自身をイエス・キリストになぞらえたり、キリストと寄り添ったりするAI画像をSNSに投稿し、物議を醸しました。
“長老派”の教会に通う人
「トランプ氏が聖書を読んだことがあるとは思えない。なぜ人々がいまだに彼を支持するのか分からない」
こうした状況の中、テキサス州では、野党・民主党の候補者がキリスト教の教えを前面に打ち出す姿勢をアピール。
専門家は「アメリカのイラン攻撃が野党への票の流れを加速させている可能性がある」と指摘します。
公共宗教研究所 デックマン博士
「(トランプ氏は)戦争から抜け出すことより、自らの記念碑などを建てることばかり夢中で、多くのアメリカ人はもううんざりしている。こうしたすべてが積み重なって、中間選挙では民主党に有利に働くかもしれない」
多くのキリスト教徒が「イランとの戦争」や「物価高や貧困への取り組み」に厳しい見方を示しているといいます。
中間選挙で彼らは果たしてどんな判断を示すのでしょうか。