猫が『自分のかわいさを理解してる』と思う行動4つ あざとく感じる仕草の意味や心理とは
「今の仕草、自分がかわいいってわかってやってる?」愛猫を見て、そんなふうに思ったことはありませんか?じっと見つめてきたり、甘えたいときだけとびきりかわいい声を出したり…。猫の何気ない行動には、思わず「あざとい!」と感じてしまう瞬間があります。では、猫は本当に自分のかわいさを理解しているのでしょうか。今回は、猫飼いさんが一度は見たことがある愛猫の仕草と、その裏に隠れた心理について紹介します。
猫が『自分のかわいさを理解してる』と思う行動

1. じっと見つめてゆっくりまばたきをする
猫がこちらを見つめ、ゆっくりと目を閉じる姿は「何でも許してあげたくなる」と思う飼い主さんも多いでしょう。
猫にとって、相手の前でゆっくりまばたきをすることは、警戒心が低く、安心しているサインのひとつです。猫同士でも、敵意がないことを伝えるために使われると考えられています。
さらに、飼い主が同じようにゆっくりまばたきを返すと、猫が再び反応してくれることもあります。すると、「かわいい顔をすれば飼い主が反応してくれる」と猫が経験から学んでいる可能性もあるでしょう。
もちろん本人は「今の角度、最高にかわいいはず」と考えているわけではないかもしれません。それでも、飼い主の心をつかむ方法を自然と身につけているように見える、何ともあざとい仕草です。
2. 甘えたいときだけかわいい声を出す
普段はあまり鳴かないのに、ごはんの前や帰宅したときだけ「ニャーン」とかわいらしい声を出す猫もいます。
猫は、鳴き声を使って人にさまざまな要求を伝えます。そして、飼い主が「その声を出されたらつい応えてしまう」という経験を繰り返すことで、猫自身も効果的な伝え方を学習していくことがあります。
たとえば、低い声で鳴いても反応が薄かったのに、少し高めの声で鳴いたら「どうしたの?」とすぐに構ってもらえたとします。すると猫は、その鳴き方を要求するときに使うようになるかもしれません。
まるで「この声を出せば人間は弱い」と理解しているように感じますが、実際には飼い主とのやり取りのなかで身につけたコミュニケーション方法なのでしょう。
3. 忙しいときに限って膝やパソコンの前にやってくる
「さっきまで寝ていたのに、仕事や勉強を始めた途端に膝へ来る」「スマホを見ていると、なぜか画面の前に座る」。そんな経験も猫飼いさんなら心当たりがあるのではないでしょうか。
猫は飼い主の生活パターンをよく観察しています。そのため、飼い主が座る時間や落ち着いているタイミングを覚え、「今なら構ってもらえるかも」と近づいてくることがあります。
しかも、パソコンのキーボードの上や読んでいる本の前など、なぜそこなのかと思う場所を選ぶことも。これは飼い主の注意が向いているものの近くに行くことで、自分にも注目してもらえる可能性があるためです。
「そんなところに座られたら作業できないよ」と言いながら、結局なでてしまう飼い主さんも少なくないはず。猫からすれば、「この方法なら注目してもらえる」と学習した結果なのかもしれません。
4. 叱られたあとに急に甘えてくる
いたずらをしたため注意したのに、その直後にすり寄ってきたり、お腹を見せたりする猫もいます。
猫がお腹を見せるのは、必ずしも「なでて」という意味だけではありません。リラックスしているときや相手を信頼しているときに見られることがあります。
飼い主との関係ができている猫なら、叱られたあとでも「もう怒ってない?」とスリ寄って距離を縮めるような行動を見せることもあるでしょう。
そして飼い主が「もう仕方ないな」と許してしまえば、猫はその反応を経験として覚えていきます。
もちろん、人間のように反省したふりをしているとは限りません。それでも、甘えることで飼い主の雰囲気が和らぐことを知っているように見えると、「これは確信犯では?」と思ってしまいますよね。
あざとく感じるのはなぜ?猫の心理について

猫の仕草が「あざとい」と感じられる大きな理由は、飼い主の反応をよく観察し、その結果を学習しているからだと考えられます。
たとえば、スリ寄ると撫でてもらえる、かわいい声で鳴くとごはんが出てくる、じっと見つめると話しかけてもらえるなど、猫は日々の経験から「この行動をすると良いことが起こる」と覚えていきます。
これは人間を計算して操っているというより、「自分の要求を伝えるために最も成功しやすい方法を身につけている」というほうが近いでしょう。
つまり、猫にとっては自然なコミュニケーションでも、飼い主から見ると完璧なタイミングとかわいらしさで心をつかまれてしまうのです。
「わかっていてやってるでしょ?」と思いながらも、結局は愛猫の自然体のかわいさに負けてなんでも許してしまうのかもしれません。
まとめ

猫が本当に自分のかわいさを理解しているのかは、本人に聞いてみなければわかりません。それでも、飼い主の反応を観察し、「こうすれば構ってもらえる」「この声なら気づいてもらえる」と学習している可能性はあります。
じっと見つめる、かわいい声で鳴く、忙しいときに限って邪魔をする、叱られたあとに甘える。どれも猫にとっては、自分の気持ちを伝えたり、安心できる相手とコミュニケーションを取ったりするための大切な行動です。
「絶対、自分がかわいいって知ってる!」と思うような瞬間も、愛猫と飼い主の間に積み重ねられたやり取りの証なのかもしれませんね。
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