【 船越英一郎 】〝OK出た瞬間にせりふがどっか行く〟ベテランゆえの長年のクセに苦慮 千秋楽まで劇場一番乗りで稽古に励む

船越英一郎さん、岩橋玄樹さん、丹生明里さん、佐藤友祐さん、小南光司さん、熊谷真実さんが5日、舞台『赤ひげ』(明治座・12月6日~22日)の製作発表記者会見に登壇しました。
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本作は、明治座から150周年の記念作品として上演が要請され、舞台版として2023年に初演。12月から待望の再演が決定しました。
船越さんは〝どうも、普段は“崖辺り”で犯人を捕まえている船越英一郎です〟と挨拶し、会場を笑わせました。そして〝150周年という大変な栄誉と共に重責を背負わされ、当時私は63歳でございましたが、なんと経験がなく前回が初舞台となりました。初舞台にして、それだけ大きな公演となりました〟と長い芸歴の中でも初挑戦となった初演当時を振り返りました。
さらに、〝無謀な大冒険に出る男の、もだえ苦しむ姿を皆さんに披露できればと挑んだんですが、時代劇のしかもストレートプレイで、全公演スタンディングオベーションをお客様から頂き、その声に後を押されて今回の再演につながり、私としては役者冥利に尽きる再演です〟と感謝と舞台への想いを語りました。
映像と舞台における違いや苦労を尋ねると船越さんは〝全部が苦労でございました。とにかく初めてでございますから、何に一番苦労したかと言いますと、セリフでございます〟と苦笑いを浮かべながら答えました。
つづけて〝ずっと映像しかやらせていただいてきませんでしたので、映像はどんどんどんどんセリフを入れる。特に私はベラベラ喋る役が多くございました。特に最後、犯人を追いつめたら僕一人で喋りますから(笑)。普通は犯人が告白するんですけど、私のやらせていただいていたシリーズでは、不思議と全部俺が解説をする〟と、おちゃめに映像現場での様子を説明していました。
〝長いセリフを言ってはきたのですが、OKが出た瞬間に全部どっか行くんです。きれいさっぱり崖下の海の中に流れていく。だから次の日に「すみません。リテイクです」と言われたら、一から覚えなきゃいけない。実は舞台でも、それが起こりまして…。完璧に覚えて、初日をきちんと務め上げた。2日目に『よし、行くぞ』と思ったら全くセリフが出てこない。OKをいただいたので、全部忘れてしまいました…〟と長年沁みついたクセに苦慮したことを明かしました。
そして〝これが以降、毎日続くんです。とうとう千秋楽まで僕は他の出演者の方の誰よりも先に劇場まで足を運びまして、最初から最後までずっと一人でやってみることを繰り返さなければならなかったというのが、一番の苦労でございます〟とベテラン役者の思わぬ苦労を明かしていました。
【担当:芸能情報ステーション】