『寒さに強い犬種』4選 ふわふわ被毛の理由やそれぞれの特徴、飼う時の注意点も紹介

わんこは犬種によって暑さや寒さへの適応度が大きく異なります。今回は日本の寒い冬もへっちゃらの犬種をそれぞれの特徴と一緒にご紹介します。

寒さに強い犬種

セント・バーナード

1.セント・バーナード

寒さに強い犬種といえばセント・バーナードを外すことはできません。セント・バーナードはスイス原産の犬種で、雪深いアルプス山脈の修道院で山岳救助犬として使役されていました。

それだけに雪の中で遭難した人を見つけ出して助けるイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

実は東京消防庁の特別救助隊のシンボルマークにも採用されているんです。雪深い山中で活躍していたくらいですから、寒さへの強さは抜群の犬種です。

2.サモエド

もふもふの白い被毛と愛らしい「サモエド・スマイル」で人気の犬種ですが、サモエドもその見た目に違わず寒さを得意としています。サモエドはロシア原産で、雪と氷に閉ざされた地域で猟犬あるいはソリ犬として活躍してきた歴史を持ちます。

その名前の由来は「サモエド族」という民族と一緒に暮らしていたからですが、何と彼らサモエド族にとっては、サモエドは暖房代わりでもあったと言われています。

3.シベリアン・ハスキー

シベリアン・ハスキーも寒さに強い犬種の代表的存在でしょう。北極探検や南極探検にソリ犬として同行したり、第二次世界大戦中には軍用の救助犬としても重宝されました。

特に20世紀初頭、アラスカの村でジフテリアが大流行した際に激しい吹雪の中を血清を運ぶソリ犬として踏破し、人々を救った話は有名です。

4.秋田犬

忠犬ハチ公で知られる秋田犬も寒さに強い犬種です。日本人としては「秋田」という地名と寒さは結びつきやすいためイメージしやすいですよね。

秋田犬に限らず、柴犬や北海道犬などの日本犬はもともと日本で暮らしてきた犬種なので、日本の寒さには適応しています。

雪の中で遭難した人や雪崩に埋もれた飼い主を日本犬が助けたというエピソードは、全国各地で多数語り継がれています。

ふわふわ♡わんこの被毛の秘密

雪の中の女の子と犬

寒さに強い犬種をさまざまご紹介しましたが、全ての犬種に共通して言えることといえば、寒い地域が原産の犬であるということ。

また、ふわふわもふもふの見た目をしているということではないでしょうか。このふわふわの被毛がわんこを寒さから守ってくれていることは言うまでもありません。

寒さに強い犬種はダブルコート

わんこは被毛の生え方によって「シングルコート」と「ダブルコート」の2種類に分けられますが、寒さに強いわんこは「ダブルコート」の被毛構造をとっています。

硬くて長い毛質のオーバーコートの下に、柔らかくてふわふわのアンダーコートを持っており、このアンダーコートが暖かさを溜め込んでくれるのです。

寒さに強いわんこと暮らす注意点

雪の上で伏せるシベリアンハスキー

1.抜け毛が多い

ダブルコートのわんこは概して抜け毛が多いことに注意が必要です。これは外気温に応じてアンダーコートが夏毛・冬毛に生え変わるからです。

抜け毛の掃除をするのはもちろんですが、定期的にブラッシングをして抜け毛を除去し、皮膚への風通しを良くしてあげないと皮膚病のリスクがあります。

2.逆に暑さには弱い

寒さに強いということは、裏を返すと暑さには弱いということです。特に蒸し蒸しした日本の夏の暑さは、寒冷地域原産のわんこたちにとっては大敵。

冷房機器などを上手に利用する、散歩の時間帯を調整するなどして、暑さにまいってしまわないように注意する必要があります。

まとめ

雪を見つめる秋田犬

いかがでしたでしょうか?寒い季節にふわふわのわんこと寄り添っていると、温かくて幸せな気持ちになれますよね。

わんこと一緒に暮らしていくにあたって、愛犬がどのくらいの気温まで耐えられるか把握しておくことはとても大切です。犬種ごとの特徴をしっかり理解するように努めましょう。

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