猫にも「これだけは譲れない」と日々密かに守っているこだわりのマイルールがあるようです。猫はどのようなことを決まりごとにしているのでしょうか。今回は、猫なりの譲れないマイルールについてご紹介いたします。
1.家族や同居猫に甘える姿を見せない
家族や、同居するほかの猫が近くにいるときに「飼い主さんに甘える姿を見せない」というマイルールを持つ猫がいます。
本来、飼い主さんに甘えるのが大好きな猫でも、家族や同居猫に甘える姿を見られていると、恥ずかしいと感じたり、プライドが邪魔をするのかもしれませんね。
飼い主さんの方を気にしながらも、プイっと知らんぷりする猫の姿を目にすると、思わずクスッと笑ってしまいそうです。
猫のプライドを傷つけないためにも、飼い主さんが空気を読んであげる必要がありますが、2人っきりになったときに思う存分甘えてくる猫は何倍も愛おしく感じそうですね。
2.1日の行動パターンが決まっている
長年一緒に生活していると、猫が毎日同じ時間帯に同じような行動を取っていることに気が付きますよね。
たとえば、縄張りに敵が侵入していないかをチェックするパトロールや、お昼寝の時間や遊ぶ時間など、1日の行動パターンをマイルールにしている猫も多いようです。
猫のマイルールの中では、１日のおおよその流れがルーティン化されていますので、飼い主さんのライフスタイルが変わるとストレスを感じてしまうかもしれません。
決まった時間に行動すると安心感を得る猫にとって、ルーティン化された生活は重要なものですので、極力猫がマイルールとしているルーティンに沿った時間を作ることが重要になります。
3.お気に入りのものを大事にする
好きなおもちゃや寝心地の良い箱など、自分が気に入っているものは壊さないように大事にするというマイルールを持つ猫も存在します。
普段使っているおもちゃや段ボールは、遊んだり爪を研いでボロボロにしてしまう猫でも、自分が本当に気に入っているものは破壊することなく大事に扱います。
多頭飼いのご家庭の猫では、そのルールが全員の共通事項になっていることもあるようで、うっかりルールを忘れて乱暴に扱うと、ほかの猫に怒られるといった光景も見られるのだとか。
お気に入りのものを大事にするのは、猫も私たち人間も同じなのですね。
4.一緒に寝る人が決まっている
猫と一緒に寝たいと思って寝室へ連れて行っても、すぐにベッドを飛び降りて逃げられた経験のある飼い主さんは多いのではないでしょうか。
猫に逃げられてしまったら、切なさのあまり思わず「どうして…」と心の声が漏れてしまいますよね。
しかし、これも猫なりのこだわりやマイルールが関係しているようです。
相手が大好きな飼い主さんだとしても、自分で決めた相手でないと一緒に寝ないというマイルールを持つ猫は少なくないようです。
何を基準に一緒に寝る人を決めているのかはわかりませんが、いびきや歯ぎしりがうるさい、寝相が悪いなどの理由以外にも、単純に「今の気分じゃないから」という気まぐれな猫らしい理由もあるのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、猫の「マイルール」について4つご紹介いたしました。
猫なりのこだわりが詰まったマイルールは、多くの飼い主さんが共感されたのではないでしょうか。
今回ご紹介したルール以外にも、猫によってさまざまなマイルールが作られていますので、じっくり愛猫を観察していると、猫なりのルールを発見できるかもしれません。
密かに守るマイルールに気が付くと、愛猫がこれまでよりさらに愛おしい存在になることでしょう。
関連記事
・猫が声を出さずに鳴く「サイレントニャー」の心理
・猫が撫でてほしい時にする６つの仕草
・猫が口を半開きにする4つの理由
・猫が甘噛みをする6つの理由としつけ方法
・猫が飼い主を舐めてくる時の理由とその気持ち
