複数の植物由来原料を組み合せることで濃厚な味わいとでクリーミーな舌触りを実現したプラントベースアイス「eclipseco」が、3⽉12日(⽕)より都内ファミリーマートで⼀部先⾏販売を開始した。
カリフォルニア発のスタートアップ企業「エクリプス・フーズ」が創り出し、今や全米で大人気のeclipseco。日本初上陸となる今回は、アメリカでも人気の高い「eclipseco クッキーバター」「eclipseco チョコレート」「eclipseco マンゴーパッション」の3つのフレーバーを販売。記者も発売開始日に都内のファミリーマートへ足を運び、3種類のeclipsecoを入手してきた。
食べる前は「でも、所詮プラントベースでしょ。ミルクを使ったアイスには敵わないよ」なんて思っていたのだが、口に運んだ瞬間、一緒に食べた友人と思わず目を見合わせることに。「ムチャクチャ濃厚だね。ホントにプラントベースなの?」「チョコレートはまるでガトーショコラみたいだね」なんて感想で盛り上がった。
プラントベースなのに、なぜエクリプスのアイスは濃厚なのか?その秘密は植物由来の原材料を組み合わせて「牛乳のおいしさ」の秘密である〈ミセル〉を再現したから。牛乳に含まれるナノレベルの粒子・カゼインミセルは別名「牛乳にマジック」とも呼ばれ、牛乳独自のクリーミーな口あたりを生み出しているが、エクリプスはキャッサバやじゃがいもなどの干ばつに強いサステナブルな植物でこれを再現。この技術を利用すれば、どんな乳製品も製造可能だという。
そして、eclipsecoのおいしさの秘密はもうひとつ。それは共同創業者トーマス・ボウマンの存在だ。ジェームズ ビアード ライジング スター シェフ アワードに2回ノミネートされたトーマスは何十年もシェフや料理演出家としてミシュランレストランを渡り歩き、星の数は16個にもなる天才料理人。植物由来原料の知識にも長ける彼がいたからこそeclipsecoが誕生したといっても過言ではないだろう。
クッキーバター
eclipsecoの代表作とも言えるクッキーバターは、濃厚な味わいとクリーミーな舌触りが特徴。その濃厚さは、乳製品を使用していないとは信じられないほど。クッキーのようなテイスト、シナモンやジンジャーの香りが食欲をそそる、食べ応えある一品。
チョコレート
ショコラティエが作る濃厚なチョコレートをクリーミーなアイスに混ぜ込んだ一品。その口触りは、一瞬ガトーショコラと間違えそうになるほど。
マンゴーパッション
ジューシーなマンゴーと酸味の効いたパッションフルーツのフレーバーが楽しめる一品。サッパリ系の味わいのアイスが好きな人には、こちらがおすすめ。
eclipsecoの特徴は、その濃厚さやテイストだけじゃない。実はオーツやアーモンドといった材料で作られる他の代替乳製品と比較すると、eclipsecoでは少ない土地と水で栽培されるため、製造過程における温室効果ガスの排出量も大幅に削減できるという。人のカラダにも、そして地球にもやさしいeclipsecoに注目したい。