犬が『喉を鳴らす』4つの理由 ゴロゴロと鳴っているときの気持ちや注意すべき症状まで

『犬が喉を鳴らす理由』についてまとめました。犬が喉をゴロゴロと鳴らすことには様々な感情が込められています。犬の喉から異様な音が鳴っているときは、病気の可能性を疑うこともできます。

犬が「喉を鳴らす」理由

甘えるトイプードル

猫が「喉を鳴らす」とはよく言いますが、犬も喉を鳴らすことで感情表現をしているということをご存じでしょうか。

我が家には犬と猫がいますが、犬と猫とでは喉の鳴らし方が全く違いますし、猫のように頻繁に慣らしているわけではありませんので気づきにくいでしょう。もしかすると、愛犬が喉を鳴らしていることに気づいていない飼い主もいらっしゃるかもしれません。

犬はどんなとき、どんな理由で喉を鳴らすのかを解説しますので、(今、喉を鳴らしてるんじゃないか…)と、よく耳を澄ませてみてくださいね。

1.満足している

犬が喉を鳴らすのは、満足しているからです。

お散歩から帰宅した後、喉を鳴らしながら手足を舐めてお手入れをしたり、喉を鳴らしながらベッドでくつろいだりすることがあります。

(運動した後の疲れが心地よい)(おともだち犬に会えて嬉しかった)(飼い主と歩けて楽しかった)というような気持ちから喉を鳴らしているのです。

他には、ごはんやおやつを食べた後、飼い主と一緒に遊んだ後などにも満足して喉を鳴らすことがあります。

2.甘えたい

犬が喉を鳴らすのは、甘えたいからです。

甘えたいとき、飼い主にだけ喉を鳴らす犬もいれば、飼い主以外の慣れ親しんだ人にも喉を鳴らす犬もいます。人が大好きで甘え上手な犬は、初対面の人にも喉を鳴らすことがあります。

飼い主のそばに座ってただ喉を鳴らすだけのときもありますが、「抱っこしてほしい」「頭を撫でてほしい」と甘える仕草や行動を見せることもあります。

目の前で仰向けに寝転がり、「お腹を撫でてほしい」と喉を鳴らすこともあります。

3.食べ物がほしい

犬が喉を鳴らすのは、食べ物がほしいからです。

食事の時間であれば、「お腹が空いた」「ごはんがほしい」と言って喉を鳴らすことがあります。それ以外の時間であれば、おやつがほしいのでしょう。

また、飼い主の食事中、食べ物をおねだりして喉を鳴らすこともあります。しかし、犬にとってはカロリーが高く、塩分量の多い食べ物ばかりです。人間の食べ物は与えないようにしましょう。

4.嬉しくて興奮している

犬が喉を鳴らすのは、嬉しくて興奮しているからです。

飼い主が帰宅したとき、おもちゃで遊んでいるとき、お腹を撫でられているときなど、低い声と共に喉を鳴らすことがあります。

唸り声のように喉を鳴らすため、怒っているようにも聞こえるかもしれませんが、嬉しくて興奮しているため、そのような声や音が出てしまうのです。

しかし、興奮した犬には何かとトラブルがつきものです。「待て」や「おすわり」というような指示を出すなど、犬を落ち着かせるための対応をするようにしましょう。

犬が「喉を鳴らす」ときに注意したいこと

膝に抱かれている白いフレブル

犬が「喉を鳴らす」理由について冒頭で説明しましたが、注意すべき点もあります。

もし犬が喉を鳴らしているときに以下のような違和感を感じたら、かかりつけの動物病院で相談されることをおすすめします。

気管虚脱

犬が喉を鳴らすとき、「気管虚脱」という病気を疑うことができます。

気管虚脱は気管が弱くなり呼吸のたびに気管が扁平になってしまい、空気を吸ったり吐いたりが上手くできなくなる状態です。そのため、ガチョウが鳴くような「ガーガー」といった呼吸音になってしまいます。呼吸困難が起こると、チアノーゼが起こります。

「喉を鳴らしているようだけど何だか音がおかしい」と思われる場合には、かかりつけの獣医師に相談してくださいね。

異常を訴えている

体に痛みがあるとき、不快感があるとき、異常を訴えるため、飼い主を見つめながら「うーうー」「んーんー」といった音で喉を鳴らすことがあります。

ストレスがあり、発散したい気持ちから喉を鳴らすときは、「お散歩に行きたい」、「体を動かしたい」と言って、喉を鳴らすことがあります。

何だかよく分からないけど気持ちが落ち着かずイライラしている、ということが犬にもよく起こるようです。

まとめ

くつろぐ柴犬の顔のアップ

犬が喉を鳴らす理由を4つ解説しました。

  • 満足している
  • 甘えたい
  • 食べ物がほしい
  • 嬉しくて興奮している

愛犬が喉を鳴らしながら何か言いたそうだけど上手く理解してあげられず、もどかしい気持ちになることがあるのではないでしょうか。

犬が喉を鳴らすことにも様々な気持ちが込められています。すぐに理解してあげられなくても大丈夫です。理解しよう、読み取ろうという飼い主の気持ちは、愛犬にしっかり伝わっています。

感情表現ではなく、気管虚脱などの病気が疑われるときには、早めに動物病院で診てもらってくださいね。

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