犬に『人間用シャンプー』を使ってはいけない理由とは?使用したときの危険性まで

『犬に人間用シャンプーを使ってはいけない理由』についてまとめました。犬の皮膚は、人間の皮膚と同じ弱酸性ではありません。「人間用のシャンプー」を使うと、愛犬が皮膚病になってしまう恐れがあります。

犬に「人間用のシャンプー」を使ってはいけない理由

シャワールームのシャンプーボトル

犬と暮らして29年、愛犬に人間用シャンプーを使ったことが、過去に数回あります。使ったことがあるからこそ、犬に人間用シャンプーを「使ってはいけない」と言いたいです。

正直、人間用シャンプーを使っても全く問題のない犬もいます。犬用シャンプーを使っても問題が起こってしまう犬もいます。

犬の肌は人間の肌よりもうんとデリケートで、刺激に弱いからこそ、シャンプー選びは慎重になるべきだということです。

なぜ犬に人間用シャンプーを使ってはいけないのか、理由を解説しますので、もしも愛犬に人間用シャンプーを使っているのであれば、改めるきっかけになればいいなと思います。

1.被毛に対して刺激が強すぎる

人間用シャンプーは、犬の被毛に対して刺激が強すぎるため、使ってはいけません。

犬の被毛は細く、刺激に弱いです。皮脂で被毛をコーティングし、刺激から守っています。人間用シャンプーでは、被毛を守るための皮脂まで完全に洗い流されてしまうのです。

人間の髪の毛は、シャンプーをしなければ数日でベタベタになります。頭皮からの皮脂の分泌が多いからです。犬の被毛はどうでしょう。月1回のシャンプーでも人間ほどベタベタになることはないですよね。

人間用シャンプーの洗浄力が高いことはご存じかと思います。1日過ごすだけでもベタベタになることがあるほど分泌量の多い頭皮からの皮脂を洗い落とすためです。

人間用シャンプーで犬の被毛を洗っては、傷つき、ゴワゴワになったり、乾燥してパサパサになったり、健康的ではなくなってしまうことがあります。ですから使ってはいけないのです。

2.皮膚に対して刺激が強すぎる

シャンプー中の黒柴

人間用シャンプーは、犬の皮膚に対して刺激が強すぎるため、使ってはいけません。

犬の皮膚は、人間の皮膚の5分の1ほどの薄さです。先ほども言ったように、人間の頭皮と犬の皮膚とでは、皮脂の分泌量に大差があります。

1日でもベタベタになる人間の頭皮。1カ月経っても人間ほどベタベタになることのない犬の皮膚。洗浄力の同じシャンプーで洗って良いはずがありません。

顔を洗ったとき、乾燥でヒリヒリしたり、肌が突っ張ったり、「早く保湿しなければ!」という経験ありませんか。人間用シャンプーを犬に使うと、全身に同じような症状が起こっているのではないでしょうか。

余分な皮脂は洗い流さなければなりません。しかし、犬と人間とでは皮脂の分泌量が違います。それぞれに合ったシャンプーを使うことで、程よく皮脂を残すことができ、皮膚の健康が守られるのです。

3.皮膚の性質が全く違う

犬に人間用シャンプーを使ってはいけないのは、皮膚の性質が全く違うからです。

人間の皮膚は弱酸性です。犬の皮膚は弱アルカリ性です。そもそも性質が全く違うのです。アミノ酸系であっても、オーガニックであっても、赤ちゃん用であっても、人間用シャンプーは犬の皮膚には合わないのです。

あなたが乾燥肌であるとき、オイリー肌用の洗顔料は使わないですよね。

肌の性質が全く違う犬に人間用シャンプーを使うと、犬が皮膚病になる恐れがあります。必要な皮脂まで洗い流されてしまい、皮膚が十分に保護されなくなってしまうからです。

皮膚が乾燥し、強い痒みが伴うことがあります。犬がかきむしり、炎症が起きたり皮膚に傷ができたりすると、細菌に感染しやすくなります。

アトピー性皮膚炎、膿皮症、マラセチア性皮膚炎などにかかってしまう危険があります。

まとめ

シャンプー中のポメラニアン、黄色いマット

犬に「人間用のシャンプー」を使ってはいけない理由を3つ解説しました。

  • 被毛に対して刺激が強すぎる
  • 皮膚に対して刺激が強すぎる
  • 皮膚の性質が全く違う

繰り返しますが、犬に人間用シャンプーは使わない方がいいです。以前に我が家で暮らしていた愛犬たちは、人間用シャンプーを使ったことで、アトピー性皮膚炎と膿皮症になってしまったことがありました。

今は大丈夫でも、いつか症状が起きてしまうかもしれません。犬の皮膚だって、1年中同じ状態ではないんです。よりデリケートな時期もあります。

自宅でシャンプーをしたいときは、トリマーさんにおすすめを聞くのも良いですし、獣医師に皮膚の健康状態を診てもらってからシャンプー選びをしても良いと思います。

「人間用のシャンプー」ではなく、犬専用のシャンプーの中から愛犬の皮膚に合ったものを選んであげてくださいね。

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