辛い猫生を支えあってきた2匹の猫さんたち。2匹を引き離すことはできないと思い、2匹一緒に保護する決意を固めたInstagramの投稿が注目を集めています。はたしてその結末は…。
Instagramに投稿された2匹の保護猫ちゃんの辛い猫生を紹介した動画が注目を集めています。投稿者さまの2匹にかける熱い想いや保護に至るまでの過程、その後の展開など、全てが多くのユーザーに刺さり、再生数は147万回を突破、「自分にできることから始めたい」「絶対幸せになってほしい」という声が殺到しています。
あまりに辛い猫生を歩んできた「みぃ」ちゃん
Instagramアカウント『MIKIMOKO』の投稿者さまは、愛知県で猫の保護活動を行っているといいます。
虐待や交通事故、遺棄されてしまう猫たちを減らすため、また野生動物でなかった猫たちが屋外で生活してることの異常性を知ってもらうこと、そして多くの人が保護された子猫だけでなく成猫の魅力も理解し、家族へと迎えてもらえるよう日々努力されています。
ある日、投稿者さまの元に初めて県外から保護案件の依頼が来たといいます。
餌やりをしていた推定5歳の三毛猫「みぃ」ちゃんは、人に遺棄された後、産んだ子どもたちはカラスに殺されてしまい、自身も何者かの非道な手によって左の掌を切り取られるという虐待行為を受けた過酷な猫生を歩んできた子です。
![過酷な猫生を送ってきたみぃちゃん](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x700/100/0/3bbe2064e6a1e2bc1507e44a4c1d3746.jpg)
過酷な猫生を送ってきたみぃちゃん
![目の前に座るみぃちゃん](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x700/100/5/72e8d780733fd7504261f50ddc469f0b.jpg)
虐待行為の数々を受けてきました
1匹で辛い日々を懸命に歩んできたみぃちゃんを見て、もうこれ以上辛い思いをし続けなくてもいいんじゃないかという餌やりさんやボランティアさんたちの意見により、保護することが決まったのだそう。
![目の前をのんびり歩くみぃちゃん](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x700/100/2/b688c46c9a8ed6e116977068bf4dab77.jpg)
人馴れしていて目の前をのんびり歩く姿も
一度、みぃちゃんの捕獲に失敗してしまいましたが、さまざまな意見を交わし、その後再び家猫への道を歩ませてあげたいという意見一致により、再挑戦が決まったといいます。
![ゴロンと仰向けで寝転がる姿も](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x700/100/8/0189f6280a4df1353a3c9ba85bb319b3.jpg)
ゴロンと仰向けで寝転がる姿も
その際、捕獲失敗の様子を撮した動画を見た投稿者さまは、みぃちゃんの近くで寄り添うように一緒に支え合う茶白の猫さんがいることに気付いたのだそうです。
みぃちゃんと姉弟のような絆を育んだ「ぼん」ちゃん
この猫さんは名前がなかったため、投稿主さまが「ぼん」ちゃんと名付けたのだとか。由来は「絆」を英語にした「bond(ボンド)」からだそうです。
みぃちゃんが成猫になった頃、みぃちゃんの餌場にやってきた子猫だったそう。
通常、お外で生活する猫同士は、餌場を取り合い喧嘩することも多いのですが、2匹は互いに大切な存在として認識しているようで、顔を寄せ合ったり甘えたりと支え合って生きてきたことがわかるほど仲が良いのだといいます。
![みぃちゃんに寄り添うぼんちゃん](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x700/100/7/a686314b7cda14b22240b762321c6f81.jpg)
みぃちゃんに寄り添うぼんちゃん
投稿者さまもこの様子を見て「お外の世界でも深い愛情があるのだなと、感動させられました」と仰っており、動画には保護を試みた日にみぃちゃんに「僕は行けないから」というように鼻チューしてお別れしようとするぼんちゃんの切ない姿も。
![ぼんちゃんに駆け寄るみぃちゃん](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x700/100/6/404915c2281df1858f5619995f63acc3.jpg)
ぼんちゃんに駆け寄るみぃちゃん
もしかすると、そんなぼんちゃんの意思を受け、みぃちゃんも「まだこの場を離れることはできない」と思ったのかもしれません。
![鼻チューで挨拶する姿も](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x700/100/9/e5b6593524e4a4664af811cab8666c9f.jpg)
鼻チューで挨拶する姿も
2匹の様子を見て、どちらかをこの場に置いていくことはできないと思った投稿者さま。2匹一緒にお迎えし、2匹一緒に家族として迎えてくれる里親さまを探そうと決意したのだそうです。
2匹一緒に保護成功!これから家猫として歩むことに
2匹一緒に保護しようと決意した投稿者さま。しかし、事態は思い通りに進むことは難しく、捕獲1日目でぼんちゃんを保護することができたものの、みぃちゃんの姿は見当たらず…。
![ぼんちゃんを保護](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x700/100/5/b1d2f522cbe39ba81256ea78ebbda387.jpg)
1日目はぼんちゃんのみ保護に成功
さらに依頼を取りやめると言われてしまい、急遽新たに手伝ってくださると申し出てくれた人たちと一緒に奮闘することになったりと、2日間かけて捕獲活動することに。
こうして最後は多くの人の手を借りて2匹一緒に保護することに成功した投稿者さま。
![怯えた様子のみぃちゃん](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x700/100/9/0b3e291bd49153a205da64dc3fe26e24.jpg)
保護された後も怯えた様子のみぃちゃん
どうやらみぃちゃんはトラウマが残っているようで、人馴れしているように見えていたものの、怖がっている様子を見せているのだとか。ぼんちゃんは元々人馴れしていないため、みぃちゃんを守るように警戒する姿を見せていたのだそう。
投稿者さまは「知らない場所に連れて来られ、ストレスしかない状況で申し訳ない」と仰っていましたが、保護した初日からご飯はしっかりと食べてくれたようで、一安心したのだそうです。
現在、みぃちゃんとぼんちゃんは一緒に投稿者さまのお宅で保護されており、みぃちゃんは甘えん坊に、ぼんちゃんは触らせてくれるほど心を開いてくれるようになっているといいます。
![寄り添う2匹](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x700/100/2/298841053a0ffb1f0e8e95917b572b73.jpg)
少しずつ人馴れしていきます
やはり、2匹には特別な絆があるようで、投稿者さまも「何をやるにもずっと一緒にいた2匹なので、2匹の想い合う気持ちを尊重し、なるべく2匹は離さないようにし、これからもずっと一緒にいさせたいと思っています」とのことです。
里親さまを募集する際は、2匹を一緒にお迎えし、生涯大切に愛情を注いでくれる人にお任せしたいとのことなので、今後も2匹が離れ離れになることはなさそうです!
この投稿は、Instagramで再生数147万回を突破し、「自分にできることからはじめたいと思います」「これからは辛いことは十分あったから、幸せだけあって欲しい」「絶対に幸せになってね」といった応援コメントが殺到しています。
Instagramアカウント『MIKIMOKO』さまでは、今回紹介したみぃちゃんとぼんちゃんのその後の様子や、他の保護猫ちゃんたちの様子が多数投稿されています。気になる方はぜひ他の投稿もチェックしてみてくださいね。
MIKIMOKOさま、みぃちゃん、ぼんちゃん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました。
写真・動画提供:Instagramアカウント「MIKIMOKO」さま
執筆:しおり
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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