第171回芥川賞・直木賞が発表され、芥川賞は朝比奈秋さん(43)の「サンショウウオの四十九日」と松永K三蔵さん(44)の「バリ山行」の2作品で、直木賞は一穂ミチさん(46)の「ツミデミック」に決まりました。
【写真を見る】「ただ書き続けるということに挑戦していきたい」第171回芥川賞・直木賞受賞者が語ったこと
芥川賞の受賞が決まり、ジーンズ姿で会見に臨んだ朝比奈さんは43歳で京都府出身の医師。2022年に小説家デビューし、初のノミネートで受賞となりました。
朝比奈秋さん
「大きな賞をもらうとか、それよりももっと難しいのは書き続けること。それが評価されなくてもいいので、ただ書き続けるということに挑戦していきたいです」
同じく芥川賞の松永さんは受賞者で初の茨城県出身の44歳。2021年に小説家デビューし、同じく初のノミネートで受賞となりました。
一方、直木賞は一穂ミチさん(46)の「ツミデミック」に決まりました。
「ツミデミック」は、コロナ禍に翻弄される市井の人々が起こした犯罪を描いた短編集です。一穂さんは1978年生まれの46歳で大阪市出身。2007年に小説家デビューし、3回目のノミネートで受賞となりました。
一穂ミチさん
「普通のおばちゃんが小説を書いて大きな賞をいただけることもあるので、人生とは面白いなと思います」