■MLB ロッキーズ 4-11 ドジャース(日本時間28日 コロラド州 デンバー、クアーズ・フィールド)
ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で出場し、この日は特大の54号3ランを放つなど、5打数4安打4打点(1盗塁)で打率は.305から.309に急上昇。
この日ノーヒットで打率リーグ2位のブレーブス・M.オズーナ(.308)を上回った大谷は、トップのパドレス・アラエス(.313 ※4回終わり時点)にも一気に迫った。本塁打&打点の“2冠”をほぼ手中に収めている大谷は、残り2試合で大逆転の“三冠王”達成も現実味を帯びてきた。
初回の第1打席は初球を打つも遊ゴロ。2回の第2打席では1死一・三塁でタイムリーヒットを放つと、直後のM.ベッツ(31)の打席で二盗を決めてイチローの日本人最多を23年ぶりに更新するシーズン57盗塁に到達した。
4回の第3打席もヒットを放った大谷は、6回の第4打席で54号3ラン本塁打を放った。4試合ぶりの一発となり、1死二・三塁の場面で2番手A.モリーナを相手に、フルカウントからチェンジアップを完璧に捉え、右翼スタンドへ飛距離133mの特大弾を放った。
さらに8回の第5打席では、4打席連続となる2ベースヒットをレフトへ放ち打率は.309に急上昇。敵地スタジアムは大谷の”量産モード”を目の当たりにし、一時騒然に。
前日はパドレスとの首位攻防戦の最終戦で勝利し、3年連続の地区優勝を決めたドジャースは11得点の快勝で、両リーグトップの96勝に到達。チームは残り2試合。明日は山本由伸(26)が先発し、大谷の大記録達成とともに期待が高まる。