群馬銀行に勤務していた男性行員が「新紙幣への両替を無料で受け付ける」などとうその説明をして、利用客から預かった5500万円余りを着服したとして、懲戒解雇されました。
群馬銀行の会見
「誠に申し訳ございませんでした」
群馬銀行によりますと、懲戒解雇されたのは、埼玉県の深谷支店に勤務していた20代の男性行員です。
男性は今年8月から9月にかけ、利用客に対し「新紙幣への両替を無料で受け付ける」などとうその説明をし、預かったあわせて5500万円余りの現金を着服。ほぼすべてをスポーツ賭博などのギャンブルにつぎ込んだと説明しているということです。
利用客からの問い合わせで発覚したということで、男性は銀行に対し、“深谷市は渋沢栄一さんの生誕の地なので、話題に出しやすかった”という趣旨の話をしているということです。
群馬銀行は利用客に全額返金し、男性の刑事告発を検討していて、「再発防止に向け、内部管理態勢の充実に全力をあげて取り組む」などとコメントしています。