大谷翔平 変則左腕の配球に2三振と大苦戦 このシリーズ再び対戦も、ド軍はPS無失点記録ストップ 1勝1敗でNY決戦へ

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2024-10-15 08:43
大谷翔平 変則左腕の配球に2三振と大苦戦 このシリーズ再び対戦も、ド軍はPS無失点記録ストップ 1勝1敗でNY決戦へ

■MLB リーグ優勝決定シリーズ・第2戦 ドジャース 3ー7 メッツ(日本時間15日、ドジャー・スタジアム)

ドジャース・大谷翔平(30)がリーグ優勝決定シリーズ第1戦、本拠地でのメッツ戦に「1番・DH」で出場し、3打数無安打2四球2三振。2試合ぶりのノーヒット、チームの序盤で失点し、ポストシーズン連続無失点記録は33イニングでストップ、1勝1敗で敵地・ニューヨークに乗り込むことになった。

7試合制で4勝先取となるリーグ優勝決定シリーズ、第1戦を快勝したドジャース、第2戦の先発はR.ブレイジャー(37)と“ブルペンデー”となった。今季はブレイジャーが先発したゲームはポストシーズンを含めて5戦全勝のドジャース、1回、1番・F.リンドーア(30)に先頭打者ホームランを浴びてポストシーズン連続無失点記録は33イニングで止まった。

メッツの先発は左腕のS.マナエア(32)、通算成績は7打数2安打、打率は.286、本塁打はなし。投手陣で援護をしたい1回、大谷の第1打席、シンカーとスイーパー、2球種の組み立てでカウント2-2に追い込まれると、5球目、外角高め148キロのシンカーで完全に裏をかかれてタイミングが合わずに空振り三振に倒れた。

ドジャースは2回、2人目L.ナック(27)をマウンドへ送るがヒットと四球で1死一、二塁のピンチを招くと、8番・T.テイラー(30)にレフト線へタイムリーツーベースを打たれて2イニング連続の失点で0対2。さらに2死満塁からM.ビエントス(24)にポストシーズン3号の満塁ホームラン、0対6と序盤で大量リードを許した。

反撃したいドジャースは3回、先頭打者で迎えた大谷の第2打席、2球連続シンカーで2ストライクと追い込まれると、3球目も外角高めのシンカー、大谷は全く手が出ず、見逃しの三振、マナエアのスリークォーターからの変則フォームにタイミングが合わなかった。

5回表、ドジャース4人目、B.ハニーウェル(29)がメッツ打線を抑えてベンチに戻ると、ドジャースベンチに小さな蛇が現れるハプニング。幸運を招く蛇なのか0対6で迎えたその裏、マナエアにわずかヒット1本に抑えられていたドジャースは7番・M.マンシー(34)がソロホームラン。

1点を返し、2死走者なしで大谷の第3打席、今度は一転、スイーパーの連投、ここでも大谷は自身のバッティングをさせてもらえず、当てるだけのスイングとなりファーストフライに倒れた。

それでも6回、ドジャースは1死満塁のチャンスを作り、6番・T.エドマン(29)がメッツ2人目、P.メイトン(31)からライト前へ2点タイムリー、3対6と3点差に詰め寄った。さらに1死満塁と再びチャンスを作ったが、8番・E.ヘルナンデス(33)がサードゴロ併殺打で反撃は止まってしまった。

7回、1死走者なしで大谷の第4打席、メッツ2人目、P.メイトン(31)と対戦。ここはメッツバッテリーが警戒しすぎて、ストレートの四球。1塁に歩き出すと、1塁側のベンチからマウンドに向かうメッツのC.メンドーサ監督(44)と鉢合わせ。大谷が“お先にどうぞ”とジェスチャーすると、メンドーサ監督も“お先にどうぞ”と譲り合いをする姿も。お互い笑顔を見せていた。

3対7と4点差で迎えた9回、無死一塁で大谷の第5打席、メッツ守護神・E.ディアズ(30)と対戦。フルカウントから6球目のストレートを見逃し四球でチャンスを広げた。しかし、後続が倒れて得点が奪えず、大谷は3打数無安打2四球2三振。2試合ぶりのノーヒット、チームの序盤で失点し、ポストシーズン連続無失点記録は33イニングでストップ、1勝1敗で敵地・ニューヨークに乗り込むことになった。