酷い皮膚病の痛みに苦しみ、親切な近隣住民からの通報で施設に引き取られたわんちゃん。献身的なケアのおかげで別犬のように元気になるまでの軌跡をご紹介します。
ネグレクトを受け皮膚病に苦しむ犬
通報から
RSPCA(英国王立動物虐待防止協会) クイーンズランドに1本の通報が入りました。内容は「痩せて皮膚がボロボロの犬がいる」というもの。
駆けつけた施設のスタッフが見たものは、皮膚の損傷が激しく被毛がすべて抜け落ち、ひどく痩せたわんちゃんの姿でした。ネグレクトの結果と思われるので、治療を受けさせてもらっているはずもありません。痛みで食べられずに痩せたのかもしれませんね。
わんちゃんの名前は「バーニー」、ブル・アラブという犬種でオーストラリア原産の狩猟および牧羊犬です。別名オージー・ピッグ・ドッグと呼ばれ、割と新目の犬種で原産国以外ではほとんど飼育されていません。
治療のためにRSPCAに引き渡されるバーニー。
治療開始
抗生剤の投与など適切な治療が始まり、施設のスタッフが交代で一時預かりをすることになりました。
当初は、皮膚の状態からの痛みなのか、体を丸くして痛みに耐えるようにじっとしているばかりのバーニーだったのです。
回復へ
そして数ヵ月が経ち、徐々に回復していくバーニーはフレンドリーな性格を取り戻し、みんなの人気者に!
一時預かり宅の先住犬ともすぐに仲良しになりました!
まだ回復途中のバーニーは日光にさらされるとダメージを受けるので、名前入りで専用のお散歩服も作ってもらいました。
かっこいいですね♪
ローラースケートクラブにも入りましたよ!
施設に来てから8ヵ月が経ち、主任獣医のアンさんは「バーニーの回復には、投薬や入浴を根気よく続けるのが大切で時間が必要でした」と語っています。
すっかり元気になり、思いっきりお外ではしゃぐ姿に安堵!
施設のケージの中で過ごすより暖かい家庭で治療をと交代でケアして下さった一時預かりのスタッフの皆さんに感謝です。
- バーニーの回復の軌跡はこちらから
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA QLD
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