イスラエルとの緊張状態が続くイランの最高指導者は「間違いなく壊滅的な報いを受けるだろう」などと述べ、イスラエルに対して報復する可能性を示唆しました。
イランの国営メディアなどによりますと2日、最高指導者のハメネイ師は首都テヘランで演説し、イスラエルについて「イランやイラン国民に対して行っていることに、間違いなく壊滅的な報いを受けるだろう」などと述べ、先月、イランの軍事施設を標的に攻撃を実施した事への報復攻撃を行うことを示唆しました。そのうえで、「これは単なる復讐ではなく、国際法に則った対応で、いかなる躊躇も寛容も示さない」などと強硬な姿勢を示したということです。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」は先月31日、複数のイスラエル当局者の話として、イランが近日中にイスラエルを攻撃する可能性があると報じていて、攻撃の応酬から中東情勢がさらに緊迫化することが懸念されています。