自分たちだけのツリーを探す「クリスマスツリー狩り」色や形・大きさを選んで自分でカットして持ち帰り アメリカの冬の風物詩
クリスマスまで1週間となりましたが、アメリカでは自分好みの「モミの木」を自らカットして持ち帰る「クリスマスツリー狩り」という伝統があるのをご存知でしょうか。
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きらびやかなイルミネーションでクリスマス・ムード高まるアメリカ。今年は、トランプ関税の影響もあり「人工ツリー」が値上がりし、昔ながらの「モミの木のクリスマスツリー」の人気が高まっています。
多くの人で賑わう、こちらの農場で行われているのは、アメリカの伝統的な風物詩「クリスマスツリー狩り」です。全米には、こういった農場が各地にあり、たくさんの「モミの木」の中から色や形、大きさを選び自らカットして持ち帰ります。
この日、農場を訪れたボイルさんファミリー。自宅のリビングに飾る自分たちだけのツリーを探しに来ました。
この農場の「モミの木」はどれも一本80ドル。決して安くはありませんが、家族の「思い出」にはそれ以上の価値があると言います。
ボイルさん一家
「家族の時間、おいしい食事、クリスマスの音楽や装飾も大好きです」
「このクリスマスツリーが好き、だってかわいいから」
記者
「この辺りにあるのは、まだ赤ちゃんのクリスマスツリーです。十分な大きさになるには、あと何年もかかります」
人気があるのは2メートルサイズの本格ツリー。しかし、植えられたモミの木が立派なツリーに成長するまでにおよそ10年の年月を要し、ここまで育てるには時間と手間がかかります。
「ツリー狩り」がいつごろアメリカで定着したのかは、はっきりしていませんが、いまでは毎年3000万本近くの木がクリスマスツリーとして家庭などで飾られています。
クリスマスツリー農家 ゲイバーさん
「2世代・3世代の常連客がいます。大人になると自分の子どもを連れて戻ってきます。誰もが幸せそうに自分のツリーを選び、クリスマスを祝います」
アメリカの冬の風物詩、「クリスマスツリー狩り」。今年も家族の思い出とともに次の世代に受け継がれています。