卵309円“エッグショック超え”! 原油高への懸念も…「卵工場」で卵パック&ボイラー重油が値上がり 今後の卵価格は?
今週、卵の価格が最高値を更新しましたが、今後心配なのは原油高の影響です。卵を出荷する工場では、卵パックが値上げされるなどの動きが出ています。
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東京・銀座にある喫茶店。店内には、いったい何個あるのでしょうか?大量の卵が!自家製のタマゴサラダを厚切りのパンで挟むと、カットした後にも「追いタマゴサラダ」、これでもかと盛り付けます。銀座で40年以上愛されてきた名物のタマゴサンド。お客さんのほとんどが、この味を求めて店を訪れます。
「美味しいです。卵が本当に卵の味」
ボリューム満点で持ち帰りも可能。使っている卵の量は…?
喫茶アメリカン オーナーシェフ 原口誠さん
「卵の量は(1皿)10個以上使って作っている」
1日だと、実に700個以上を使用。それだけに今、頭を痛めています。
喫茶アメリカン オーナーシェフ 原口誠さん
「(卵の仕入れ値が)倍までは行かないけれど、1.5倍以上上がっている。もうとんでもない値段になっている。最近、ニュースを見るたびに不安」
今週、農水省が発表した卵の平均販売価格は10個入り1パックで309円。3年前の「エッグショック」を超え、最高値を更新しました。鳥インフルエンザの感染が相次ぎ、卵の流通量が減ったことが主な要因です。
今後、懸念されるのはイラン情勢による原油高の影響。卵を出荷するまでには、原油にかかわるものが多く必要になるからです。
愛知県にある卵を扱う工場で、出荷までの作業を見せてもらいました。
丸鳥鶏卵 白井宏昌 社長
「今からこちらの工程でブラシをかけます」
これは自動で卵を洗って乾かす機械。殺菌剤を使った温水で卵を洗いますが、温水を作るボイラーには重油を使っています。その重油の納入価格は、今週から1リットルあたり15円値上がりしたそうです。
丸鳥鶏卵 白井宏昌 社長
「本当に、つい最近の中東関係からの話で、どんどん(値段が)上昇」
こちらの卵の重さを自動で量って規格外のモノを排除する機械や、卵をサイズごとに高速でパッキングするロボットは電気で動きます。原油が高騰すれば、電気代が値上がりする可能性があります。
さらに、卵の販売に欠かせない容器はプラスチック製です。この会社が使っているプラスチック容器は1つ4円程度で、1日におよそ2万4000パックを使用。最近、納入している業者からは価格を15パーセント以上値上げするとの通知があったといいます。理由はやはり、原油価格の高騰です。
丸鳥鶏卵 白井宏昌 社長
「今回の問題は突発的な問題でもあり、これが長期化するのかしないのかというのもあるが、まだまだ(先が)全く見えない状態」
物価の優等生と呼ばれてきた卵。その価格はどこまで上がるのでしょうか。