イラン軍事当局「ホルムズ海峡を封鎖する」イスラエルによるレバノンへの攻撃を理由に 仲介国パキスタン「アメリカ・イランの協議は21日にスイスで」
イランの軍事当局は、イスラエルによるレバノンへの攻撃を理由に「ホルムズ海峡を封鎖する」と発表しました。一方、パキスタン政府は、アメリカとイランによる協議が21日にスイスで行われると明らかにしました。
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イランの軍事当局は20日、「ホルムズ海峡を封鎖する」とする声明を発表しました。アメリカと交わした覚書のレバノンを含むすべての戦線で戦闘を終結させるとした条項にアメリカが違反しているためとしたほか、イスラエルが停戦合意に違反し、レバノン南部への攻撃を続け、撤退しないことへの対応だとしています。
イランの革命防衛隊も声明を出し、「すべての船舶に対しホルムズ海峡は閉鎖され、接近する船舶は処罰を受けることになる」と警告しています。
イスラエルとレバノンの親イラン組織ヒズボラは19日に停戦で合意しましたが、戦闘は続いていて、中東メディア「アルジャジーラ」によりますと、20日もイスラエル軍の攻撃によりレバノン各地で少なくとも32人が死亡したということです。レバノンの国営通信は20日、保健当局の発表として、ヒズボラとイスラエル軍の戦闘が再開した3月2日以降、レバノンでの死者が4000人を超えたと伝えました。
イスラエル軍は20日、ヒズボラがレバノン南部で活動中のイスラエル軍の兵士に向け50以上の飛しょう体を発射したため、ヒズボラの司令部などを攻撃したと発表。「停戦合意は遵守する」とする一方で、「イスラエルに対するあらゆる脅威を排除するための作戦は継続する」と強調しています。
こうした中、仲介国パキスタンの首相府は、アメリカとイランの覚書に基づく協議が21日にスイス中部のビュルゲンシュトックで行われると発表しました。
パキスタンのシャリフ首相とムニール陸軍元帥が仲介役として参加するためスイスに向け出発したとしています。
パキスタンの外務省によりますと、仲介のためカタールの代表団も協議に参加するということです。
アメリカの代表団を率いるバンス副大統領は日本時間の午前5時半頃、スイスに向け出発しました。
アメリカ バンス副大統領
「核問題やレバノンでの停戦問題について前進できることを期待している」
バンス氏は、ウィットコフ特使らはすでにスイスに到着していると明らかにしていました。
また、イランの国営メディアは、ガリバフ国会議長やアラグチ外相らの代表団がスイスに到着したと報じました。