「死球」に「盗塁」…“野球用語”に教育的配慮が必要? 宮城県高野連が見直し検討【Nスタ解説】
過激な表現を含む野球用語を見直すべきではないか。
宮城県高等学校野球連盟が秋にも検討委員会を設置することがわかりました。
【写真で見る】「一死」「補殺」…“教育的配慮が必要”と指摘された野球用語
「死」「殺」「盗」… 過激な表現を含む野球用語を見直しへ
高柳光希キャスター:
野球で使われている「刺」「殺」「死」「盗」「犠」などの漢字。こうした過激な表現を含む野球用語を見直すべきではないかという議論が始まろうとしています。
宮城県高等学校野球連盟が、秋にも検討委員会を設置する方針であることがわかりました。
具体的には、以下のような野球用語の見直しが検討課題にあがっているということです。
【教育的配慮が必要と思われる野球用語】
▼一死・二死(ワンアウト・ツーアウトを意味)
▼犠牲バント・犠牲フライ
▼併殺・三重殺(ダブルプレー・トリプルプレーを意味)
▼刺殺・補殺・挟殺
▼死球・盗塁
宮城県高等学校野球連盟のHPでは、試合中に「刺せ~」「殺せ~」「盗め~」などの言葉が出るのは、こうした野球用語があるからだという指摘もされています。
宮城県高野連の松本嘉次理事長は、「授業で使うのが不適切な言葉が、高校野球の指導の場で使われているのはおかしい」としています。
野球の実況などでもこうした言葉は日常的に使われていますが、さまざまな意見がありますね。
日比麻音子キャスター:
高校野球だけではなくプロ野球でも、長く使われてきている言葉だからこそ、難しい議題ですね。
街の人に聞くと… 50代「過剰になりすぎ」 10代「 言葉遣いが荒い」
用語を変えてしまうことのメリット、デメリットは様々あります。街の人はどう思っているのでしょうか。
50代
「一つの伝統でもあると思うので、過剰になりすぎでは」
50代
「野球やってる方からすると、アウトも『死』ですよね」
40代
「本当に使える言葉がなくなってしまいますね」
60代
「『死』とか『盗』とか、見直してもいい時期かもしれない」
10代
「(今までの表現は)よくないと思います。言葉遣いが少し荒いというか、もう少しいい表現がないのかなと思います」
カタカナ表記や新表記も視野に 宮城県高野連が見直しを検討
高柳キャスター:
宮城県高野連は現在、代わりとなる言葉や意見などを募集していますが、賛否両方の意見があるということです。
宮城県高野連の松本理事長は「野球は厳しいスポーツというイメージがある。言葉を換えることで小さな子どもにも野球をやりたいと思ってもらい、普及につなげたい」と話しています。
実際、「刺せ」や「殺せ」という言葉を使っているスポーツに対して、小さい子どもがどういった夢を抱くのか、少し考えるべきかもしれません。
日比キャスター:
言葉の使い方一つで、スポーツや競技へのイメージもアップデートすることもできるかもしれません。
高柳キャスター:
検討委員会のメンバーには、▼野球指導者だけでなく、▼国語の専門家、▼報道関係者なども入れて考えていきたいとしています。
例えば「犠牲」をカタカナ表記にしたり、全く別の言葉で表現したりといった様々な意見が出ているということです。