【熊本地震】八代市でボランティア受け入れ始まる 農業にも影響続く…農林水産業関連の被害額は現時点で約233億円 路線バスは復旧に遅れ【news23】
熊本県で震度7を観測した地震から8月11日で2週間。“地域の足”となるバスの復旧などに遅れが出ていて、生活再建にはまだほど遠い状況が続いています。
【写真で見る】地震の影響でひび割れや段差ができてしまった道路
全地域でボランティアの受け入れ開始
地震発生から14日目。八代市では8月10日からボランティアの受け入れが始まりました。
ボランティア(横浜市から)
「横浜から。被災者の家の家財道具とか(整理)をやるんじゃないか。もちろんなんでもやりますよ」
ボランティア(熊本・菊陽町から)
「被災された方々のお役に立ちたい。(役に)立てなくても寄り添いたい」
ここではボランティアセンターを運営する社会福祉協議会の職員も7~8割が被災。しかしなんとか受け入れにこぎつけました。
集まった70人ほどのボランティアが住宅へ向かい、家財道具の整理などを行いました。
ボランティアの依頼者
「大変助かります。どうしようかと思っていたので。こんな活動が来ていただけるようになったので、本当に助かります」
これで今回の地震で被災した全ての地域でボランティアの受け入れが始まったことになりますが、八代市内では約800件の支援の要請があったということです。
ボランティアの依頼者
「お気をつけて、ありがとうございました」
少しずつ生活の再建が進む中で、まだ解決しない問題もあります。
農林水産業関連の被害額は約233億円 さらに増加の見込み
ミニトマト生産農家 池田正志さん
「からっからですよね。水分を入れてあげて、定植(苗の植え付け)したいので、全然できない状態」
ミニトマトを栽培する池田正志さん。用水路が地震で被害を受け、土に水を与えることができなくなっています。
ミニトマト生産農家 池田正志さん
「用水が戻らなかったら市水を農業用に回すしかないが、それだったら年間何百万とかかるので。厳しいのかな」
八代市は全国有数のミニトマトの生産地ですが、熊本県によりますと、今回の地震による農林水産業関連の被害額は約233億円で、今後さらに増加する見込みだということです。
また、地域を支える足にも影響が…
“地域の足”路線バスの再開は?
産交バス八代営業所 堺哲郎所長
「普段はほぼバスが出払っている」
駐車場に並んでいるのは「路線バス」です。 このバス会社では、氷川町や宇城市などを走る路線や高速バスのほとんどが地震の影響で運休しています。
産交バス八代営業所 堺哲郎所長
「当然道路もひび割れや段差ができて、通常運行ができない状態だった。乗務員も被災して出勤できないということがあった」
先週から2つの路線の運行を始め、全線再開を目指していますが、高速道路が通行止めで使えず、激しい渋滞が起きていることなどから通常通りの運行はまだ難しいと言います。
産交バス八代営業所 堺哲郎所長
「ある程度、街中の渋滞が解消されないと、定時性が確保されないと全便運行は難しいと考えている」
バス会社は8月下旬をめどに運行本数を増やしていきたいとしています。