「暑さに慣れず」アシカが熱中症で溺死か 8月いっぱい“危険な暑さ”続く一因は南海上の台風【Nスタ解説】
21日も熊本では38度を超える「猛暑日」となり、東京でも32度を超えるなど、厳しい暑さとなりました。この暑さの影響は、意外なところにも及んでいます。(21日午後5時頃の放送より)
【写真で見る】アシカが“熱中症”で溺死 暑さの要因に台風?【台風18号の進路予想図も】
「寒暖差でよりしんどい」復活した“暑さ”
東京の最高気温は32.8℃と蒸し暑い1日になりました。また、熊本は最高気温38℃を超えました。
記者
「立っているだけで汗をかく厳しい暑さの中、ボランティアによる作業が進められています」
宇城市では、崩れたコンクリートの壁をトラックに積み込む作業を、熱中症を防ぐため、15分に1回の休憩をとりながら行っていました。
また、佐賀の白石で39.2℃、広島の加計で38.4℃と、西日本を中心に危険な暑さになりました。
高知市では…
子ども
「汗がめっちゃ出る」
街の人
「サウナに入ってるような暑さ」
「寒暖差で、よりしんどくなる」
暑さの影響は意外なところにまで及んでいました。
アシカが死ぬ 原因は「熱中症による意識障害」か
暑さがもたらす体への負担、それは人間に限った話ではありません。
記者
「こちらの動物園(のいち動物公園)で先月、アシカが溺れて死にました」
死んだのは、カリフォルニア アシカのメス「ミコ」(4歳)です。
泳ぎが得意なアシカが溺れた原因とみられるのが、熱中症による意識障害。
7月はじめ、30℃近い気温の中、同居の練習でメスのミコとオスを一緒にしたところ、オスに追われ興奮状態となり、体温が上昇したといいます。
のいち動物公園 本田祐介 園長
「オスは新しいメスに興味がありますので追いかけっこはしていたが…
アシカは皮下脂肪がスゴく厚いですから、基本的には暑さ寒さに強いが、逆に熱を逃がすことが苦手。人間でもありますけど、暑さに慣れないうちにそういった事(熱中症)が起きてしまった。
我々(動物園)が考えている以上に、ちょっと暑さが厳しくなってきている」
来週は台風18号が沖縄に接近する予想です。
8月いっぱいは猛烈な暑さ予想 背景に“熱帯低気圧・台風”か
森田正光 気象予報士:
気温もかなり上昇しています。
【最高気温・21日午後4時30分時点】
1位:白石(佐賀)39.2℃
2位:朝倉(福岡)38.8℃
3位:加計(広島)38.4℃
8月下旬だというのに40℃近い気温になっています。また、台風が近づいているため、それがさらに気温を上昇させています。
予想最高気温を見ると、東京は25日(火)に35℃。ほかの地域でも猛暑日となっています。熊本では30日(日)まで35℃以上が続きます。
日比キャスター:
熊本では復旧作業に当たられている方が多くいると思いますが、危険な暑さが続きそうです。
森田 気象予報士:
この暑さの背景には、南の海上にある熱帯低気圧や台風が影響しています。
熱帯低気圧・台風があるところでは空気が上昇し、その北側では空気が降りる「下降気流」が発生します。「下降気流」には温度を上げる働きがあり、その影響で西日本を中心に気温の高い状態が続くことになります。
日比キャスター:
新たに発生した台風18号も心配です。
森田 気象予報士:
台風18号は、台風13号と同じような進路で沖縄付近を通る予想です。
25日~26日にかけて、特に26日の台風進路の右側では風速30m以上の風が吹きそうです。
“危険な暑さ” ゲリラ雷雨の要因に
森田 気象予報士:
週間予報を見ると、沖縄は22日に熱帯低気圧、26日頃から台風18号の影響が出てくるようです。
また、来週は晴れるところが多いですが、気温がとにかく高く、東京も含めて35℃以上、あるいは35℃前後まで上がりそうな状況です。
日比キャスター:
この気温の高さは、ゲリラ雷雨の要因になるのでしょうか。
森田 気象予報士:
気温が高いということは、水蒸気が上の方に行き、それが冷やされて雨が降ります。
日比キャスター:
大雨が降ってきたら、まずは安全な室内に避難することが重要になりますね。
森田 気象予報士:
それが基本です。また、冠水している場所に車で入っていくことは絶対にやめてください。