熱帯低気圧が台風に?関東では久しぶりの晴れ間も…週末には本州接近のおそれ シルバーウィークに影響は【Nスタ解説】
14日は関東では久しぶりの晴天となりました。一方、日本の南の海上にある熱帯低気圧が台風になるおそれも。シルバーウィークに影響がでるかもしれません。(2026年9月14日午後4時50分頃放送)
【写真で見る】15日は全国的に雨で蒸し暑さアップ 今後の天気は?
全国280地点で真夏日…東京でも晴れるも束の間か 15日広く雨に警戒
坂口愛美 気象予報士:
14日は太平洋側を中心に気温が上がったことで、全国914地点のうち280地点で真夏日となりました。東京も32.2℃と、5日ぶりの真夏日となりましたが、束の間の晴れとなりそうです。
14日は秋雨前線が日本海側に北上していたため、南側の暖かい空気に覆われて気温が上がったことで、久しぶりに晴れました。9月に入ってから、気温が平年値の27.5℃を下回る日が多かったのですが、14日は一気に上がったため、より暑さを感じた方が多かったのではないでしょうか。
ここで今後の予報について見ていきます。
14日、日本海側にあった秋雨前線は、15日にかけて次第に南下する見込みです。よって、関東地方も青空は14日だけで、15日は広く雨となりそうです。
そして、今後注意が必要なのが熱帯低気圧です。14日現在、日本の南東に熱帯低気圧があり、15日にも台風に発達する見込みです。
この熱帯低気圧の行方を見ていきます。
海面水温の高い場所を進んでいき、強い勢力にまで発達するかもしれません。そして、北西に向かって進んでいき、20日ごろには沖縄・奄美のあたりに近づく可能性があります。
その先の予報に関しては、まだ進路が定まっていない状態です。
井上貴博キャスター:
台風が遠くても、前線が刺激されることで大雨がまた発生するリスクは考えたほうがいいですか?
坂口 気象予報士:
はい。台風の接近前から注意が必要です。
「台風のたまご」発生へ 連休に何かしらの影響が出る可能性…
坂口 気象予報士:
日本の最新スーパーコンピューターを用いて、雨雲の予想を見ていきます。
17日の「雨と風の予想」では、父島付近に熱帯低気圧から変わる台風の雨雲が確認できます。これが20日から21日にかけて、沖縄のあたりに近づく見込みです。
14日時点での21日の「雨と風の予想」では、台風の雨雲は北上し、中国大陸の方を回り込んで向きを東に変えそうです。
ちょうど日本列島付近に太平洋高気圧が張り出しているため、その縁を回ってということになる見込みです。
あくまで最新モデルの一例ですが、少し前までのモデルは大回りせず、すぐに日本に近づく見込みとなっていました。
海外モデルでは、小回りをして太平洋側に進む予想も出ているため、現段階では不確実性が高い状態ですが、九州の南に進んだ後、向きをどこかで東に変えてきそうです。
そのため、シルバーウィークは何かしらの影響が出てくると思います。
シルバーウィークの天気予報を見てみると、曇りや雨の天気が多いことがわかります。
ただ、19日から23日の那覇から札幌までのエリアでは、どのような天気となるか正直わかりません。
台風の進路次第では、大きく悪い方向に予報が変わる可能性もあります。
「九州ふっこう応援割」 熊本・鹿児島の割引率は“6割”に
井上キャスター:
なかなか予定が立てられない日が続きますが、15日から震災で打撃を受けた九州各地の旅費の一部を国が補助する「九州ふっこう応援割」が始まります。
割引率(1人1泊あたり)は、特に被害が大きかった熊本と鹿児島は「6割」に引き上げられています。ほかの5県は「5割」です。
地震発生直後、九州新幹線の全線運転見合わせなど九州地方全域で宿泊予約のキャンセルが相次いだため、全域が対象ということです。
割引対象期間は10月1日~12月25日です。
「九州ふっこう応援割」(~割引対象期間:10月1日宿泊分以降)
▼割引率(1人1泊あたり)
熊本・鹿児島:6割
ほか5県:5割
▼上限額
1泊(交通付)・宿泊単体:2万円
2泊以上(交通付):3万円
周遊型旅行商品(宿泊地が2県以上):3万5000円
熊本:15日午前10時~予約開始
佐賀:24日~予約開始(オンライン)
井上キャスター:
1泊(交通付)・宿泊単体で上限2万円で、2泊以上だと上限3万円です。周遊型旅行商品(宿泊地が2県以上)の場合は3万5000円の上限額が設定されました。国が主導するものは10/1宿泊分以降なので、シルバーウィークにはまだ使えません。
シルバーウィークも使用可能 熊本県 宿泊に使える独自の“復興割”
井上キャスター:
一方で、シルバーウィークでも使えるのが、各自治体が独自で行っている「復興割キャンペーン」です。
例えば、熊本・阿蘇市の「阿蘇ふっこう割」(~9月30日まで)は、1泊最大5000円引きで、さらに2000円分のクーポンがつくものもあります。
▼熊本・阿蘇市
期間:~9月30日まで
1泊最大5000円引き+2000円分クーポン
阿蘇地域は特に大きな被害を受けました。宿泊キャンセルは6万人強で、10億円弱の損害がありました(熊本県発表 8月21日時点)。観光需要の落ち込みを支援するために独自に実施しているそうです。
ほかにも、熊本では10くらいの自治体で実施しています。14日時点で、上天草市と水俣市は8割くらい埋まっていましたが、人吉市は6割くらい空きがありそうです。
▼上天草市 復興宿泊キャンペーン
期間:~9月30日まで
宿泊費の半額(上限2万円まで)
▼水俣市 でかくっか水俣キャンペーン
期間:9月19日~11月30日まで
1泊最大1万円引き+1000円分買い物チケット
▼人吉市 ひとよし満喫旅プラス
期間:~9月30日まで
1泊最大1万円引き+最大2000円分クーポン
ふるさと納税なども大事ですが、今後は「行って支援する」ことも大切ですね。
15日は全国的に雨予想 シルバーウィークの天気は?
坂口 気象予報士:
目先で注意が必要なのが、秋雨前線による雨です。14日午後5時時点では、日本海側にかかっていますが、15日にかけて南下しそうです。
そのため、14日夜遅くから15日にかけて、北陸などで雨脚が強まる見込みです。次第に雨の範囲が広がり、15日朝には関東地方を中心に、通勤通学の時間帯は本降りの雨となりそうです。その後、日中から夜にかけても広範囲で雨が続き、関東地方も15日は1日傘の出番となる予想です。
井上キャスター:
秋にこんなに雨が降るのは珍しいですか?
坂口 気象予報士:
特に2026年は多い印象です。
では、詳しいあす以降の天気を見ていきます。
15日、関東地方では1日傘が手放せません。雨の影響で、14日と比べるとぐっと気温が下がり、東京の予想最高気温は28℃となっています。
北海道では晴れ間はありますが、ほかは広く雨となりそうです。特に前線の北側に入る北陸など、日本海側では気温下がりそうです。日本海側は雨の降り方に注意が必要で、各地14日夜から15日夕方にかけて24時間で100ミリの雨が降る可能性があり、気温も10月並みに低くなる見込みです。
那覇も20日、21日には大荒れの天気となる可能性があります。
その後、広くすっきりしない天気となる予想ですが、台風の動向によっては天気予報が大きく変わることがあります。シルバーウィークの予定は、最新情報を確認して立ててください。