「私は『ジェーン・ドウ』だ」被害女性に連帯示す合言葉広がる アメリカ・コーネル大学“性的暴行”めぐり抗議デモ
「私は『ジェーン・ドウ』だ」。アメリカの名門大学で女性が性的暴行を受けたと訴えている事件をめぐり、いま、この言葉が広がりをみせています。いったい、どういうことなのでしょうか。
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記者
「学生たちはプラカードを示しながら、大学に抗議の意を示しています」
ニューヨーク州にあるコーネル大学。学生たちが批判しているのは、2024年の事件をめぐる大学や警察の対応です。
その事件は、当時、コーネル大学に通っていた女子学生が酒と薬物を飲まされたあと、7人の男子学生から集団で性的暴行を加えられたと訴えているものです。
現地メディアによりますと、女性は警察に被害を申告していましたが、一部の男子学生が「合意のうえだった」と説明。検察は訴追を見送っていました。
しかし、先月、女性が男子学生や大学などを相手取り民事訴訟を起こしたことで、事件が再び注目され、検察が捜査を再開。その後、警察から検察への情報伝達で問題があったことが分かり、批判の声が広がりました。
学生たちは、大学による男子学生への処分が「不十分だった」などとして、学長の辞任を求めています。
コーネル大学の学生
「キャンパスにいる学生・女性として、大学の対応にいら立ちを覚えます」
このデモで学生たちの胸に貼られていたのは、「ジェーン・ドウ」と記されたシール。「ジェーン・ドウ」とは一般的に、アメリカの裁判などで女性の身元を守るために使われる仮名です。
今回はこの「私は『ジェーン・ドウ』だ」を合言葉に、性被害を受けた女性に連帯を示していて、SNSでもこの運動が広がっています。
コーネル大学の学生
「性被害は誰にでも起こりうることです。私が『ジェーン・ドウ』だと掲げることで、みんなが思っている以上にこれが大きな問題であると示しています」
大学は、第三者による独立した調査を行う方針を示しています。