【独自】フーシ派幹部「サウジ政府の責任だ」 首都・リヤド空港爆撃で14人死亡300人以上負傷 ターミナルでも爆発で乗客らも犠牲に【news23】
サウジアラビアの首都にある国際空港が連日、攻撃を受け、ターミナルで多数の死傷者が出ています。攻撃を行ったフーシ派の幹部はJNNの取材に、「サウジ政府の責任だ」と主張。今後も攻撃を続ける姿勢を示しました。
【写真で見る】空港のターミナルで撮影された激しい衝撃の様子 天井は崩れ、逃げ惑う人々が…
逃げ惑う人々…中東の航空拠点・リヤドの空港爆撃で13人死亡
10日、大勢の人が行き交う空港のターミナルを撮影した映像。突然、画面が赤く光り、激しい衝撃が加わったことが確認できます。天井は崩れ、人々は逃げ惑います。別のカメラにも激しい衝撃の様子が映っていました。
サウジアラビアの首都リヤドにあるキング・ハーリド国際空港。年間約4000万人が利用していて、ヨーロッパやアジアなどを結ぶ中東の航空拠点の一つです。
この攻撃で13人が死亡、300人以上がけがをしていて、空港の閉鎖が続いています。
サウジアラビアの報道番組
「サウジアラビアの航空施設を狙った攻撃が続いています」
犯行声明発表のフーシ派幹部「警告無視したサウジ政府の責任」
民間人を巻き込んだ攻撃。犯行声明を発表したのが、イエメンの親イラン武装組織フーシ派です。
その幹部ナスル・アーメル氏はJNNの取材に対し、サウジアラビア当局が発表した空港攻撃による死傷者数などについて、「信ぴょう性を疑っている」などと主張。
そのうえで、民間人が犠牲になっていることについては「空港からの退避を求める繰り返しの警告を無視したサウジ政府の責任だ」などと主張し、攻撃を続ける姿勢を示しました。
この空港では11日もドローンが着弾し、1人が死亡、11人がけがをしました。
攻撃の背景には“イエメン内戦” さらに事態を複雑化させる“大国の影”
連日続く“首都の玄関口”への攻撃。背景には隣国イエメンで続く内戦があります。
イエメンの首都を掌握するフーシ派と、暫定政権を支援するサウジアラビアは対立を深めてきました。そこに事態を複雑にしているのが、背後にいる2つの大国の存在です。
フーシ派を支援するイラン。対するサウジアラビアは、アメリカと同盟関係にあります。
そのアメリカとイランの戦闘終結に向けた交渉では、依然として双方の隔たりが続いています。
イラン国営通信は11日、最高安全保障委員会の高官が、イラン側の提案に対してアメリカの回答を受け取ったと明かしたうえで、その内容は「不十分だ」と述べたと報じました。
戦闘終結への道筋が見えないなか、懸念される中東の紛争拡大。
中東で紛争拡大のおそれ トランプ大統領「フーシ派を攻撃する可能性ある」
10日のサウジアラビアの空港への攻撃で死亡した13人の中には、アメリカ国籍も1人含まれています。
トランプ大統領は、イランが支援するフーシ派への攻撃には慎重な姿勢をとってきましたが…
アメリカ トランプ大統領
「(フーシ派を攻撃する)可能性はある。検討する。先ほどの攻撃については知ったばかりなので、今後判断する」
中東各地の空港は日本人旅行者らも多く利用していて、日本の外務省はサウジアラビアへの渡航について、延期を含めて慎重に検討するよう呼びかけています。