「教育の中立性に問題」辺野古転覆事故受け『学校法人同志社』理事長が会見に初出席 武石知華さんの家族「“説明責任”を一度真剣に考えていただきたい」
沖縄県の辺野古沖で修学旅行生を乗せた船が転覆し、同志社国際高校の武石知華さん(当時17)ら2人が亡くなった事故。30日、学校法人の八田理事長が事故後、初めて会見に出席し、「教育の中立性に問題があった」と述べました。学校側が会見を開くのは、およそ7か月半ぶりです。
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会見は、知華さんへの黙とうから始まりました。
学校法人同志社 八田英二 総長・理事長
「多面的な見方を教えるべきであって、一つの見方だけで平和学習を行われたというところが問題があったと考えております。これに関してはやはり、是正していくべき、見直していくべきだと、法人としては考えております」
事故をめぐっては、文部科学省などが学習内容が特定の見方に偏っているなどと指摘していました。
学校側は、教育内容の中立性を検討する外部の専門家による委員会を立ち上げたとしています。
今回の会見を受けて、知華さんの家族はJNNの取材に対し、次のようにコメントを寄せています。
武石知華さんの家族
「3月17日以来、7か月半を経て、ようやく開かれた会見でした。
言いようのない違和感を覚えました。その原因は、今日の会見の内容もさることながら、より根本的にはこれまでの沈黙にあると感じます。
第三者委員会の設置、5月の文部科学省の見解、刑事告訴と家宅捜索、7月末の調査報告書、9月の教育に関する検討委員会の設置決定。説明すべき節目は、いくつもありました。
その節目ごとに会見を開き、説明を重ねていれば、議論は段階を踏んで深まり、報道の方々が知りたいことと、学校が説明したいこととの隔たりも、少しずつ縮まっていたはずです。7か月半の空白を経た問いは、お互い、一度の会見などで消化できるはずもありません。
そのときどきに語るからこそ、伝わる気持ちや誠実さもあったのではないかと思います。時期を過ぎれば、どこか別の世界で流れているような、そんな会見にも感じてしまい、むなしさを禁じ得ません。
学校法人と学校には、説明責任を果たすということはどのようなことなのか、これまでを振り返り、もう一度真剣に考えていただきたいと思います」