ハナミズキという花自体は、有名な歌の影響もあってご存知の方も多いと思います。
では、ハナミズキはどのような花を咲かせる花なのでしょうか。
そこでここでは、ハナミズキとはどのような花なのか、花言葉があるのかを解説します。
ハナミズキとは?
ハナミズキは、ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木です。
別名はアメリカヤマボウシと呼ばれ、その特徴的な姿形が人気を集めています。花は花でも他の花とは特徴が大きく違います。
特徴
ハナミズキは、淡い桃色や白といった色を付ける4つの花弁が美しく咲き誇ります。
花弁が重なり合っている花は多いのですが、ハナミズキのように4つだけが交互に広がっている花は珍しいです。
人によっては、その姿が桜に似ていると感じる人もいます。
原産
ハナミズキは、北アメリカ大陸が原産です。
アメリカの東海岸からミシシッピ川にかけて自生する姿が確認されており、アメリカでは毎年開花を楽しみにしている人も多くいます。
日本の桜前線のように、アメリカではハナミズキ前線が報道されることもあるほどです。
開花時期
ハナミズキの開花時期は春、4月~5月です。
花姿といい開花時期といい、日本の桜とリンクするところがあります。
花持ち期間は5日~7日と短いこともあって、すぐに見られなくなってしまう儚さがありますよね。
ハナミズキの花言葉は?
ここからは、ハナミズキにはどのような花言葉があるのか見ていきましょう。
全般的な花言葉
ハナミズキは、日本では「永続」「返礼」「私の想いを受け止めてください」などの花言葉があります。
海外では「永続性」「耐久性」「逆境にも耐える愛」などの花言葉が設けられています。
色別の花言葉
ピンクや白といった淡い色をしたハナミズキ。
色のバリエーションが豊富ではないということもあり、色別の花言葉はありません。
名曲「ハナミズキ」
ハナミズキは、一青窈さんの同名の曲が近年では特に知られています。
この曲には、ハナミズキの花言葉がリンクしているなんていわれる事もあります。
もしかしたら、作詞の際に参考にされたのかもしれません。
一青窈の大ヒット曲
一青窈さんの代表曲のひとつ「ハナミズキ」。
シングル曲としては「もらい泣き」や「景踏み」など人気の曲も多いですが、より長く愛されている曲と言えば、やはり「ハナミズキ」なのではないでしょうか。
歌詞と花言葉がリンク
歌詞をそのまま載せることはできないので省略しますが、実はこの「ハナミズキ」の歌詞とハナミズキの花言葉がリンクしているという話もあります。
確かに楽曲を聞いてみると、逆境の愛や自分を受け止めてくれるほどの愛など、節々に花言葉の意味とリンクする部分があります。
花言葉の由来
ハナミズキは、ミズキの仲間で花が目立つことに由来しています。
また、別名のアメリカヤマボウシは、アメリカ原産で日本の近縁種のヤマボウシに似ていることが由来していると言われています。
返礼の由来
ハナミズキの花言葉である「返礼」は1912年、アメリカにソメイヨシノを寄贈した際、そのお礼としてハナミズキが日本に贈られたことに由来していると言われています。
お互いに大切にしている花を贈り合うというのは、まさに「返礼」そのもの。
これはアメリカとの友好の証でもあります。
キリストとの関係
ハナミズキは、キリストが磔になった姿を連想させるとも言われます。
4つの花弁で構成されている姿が十字架に似ているとも、花弁に釘が刺された傷跡が残っているという伝説まで語り継がれています。
しかし、ハナミズキは北アメリカ大陸原産。
キリストが生きていた時代には、アメリカ大陸の存在自体がヨーロッパの人たちには知られていなかったので、ハナミズキもヨーロッパに伝わっていませんでしたので、この伝承は後年いわれるようになったものと考えられます。
まとめ
ハナミズキには、「永続」「返礼」「私の想いを受け止めてください」といった花言葉があります。
特に「返礼」という花言葉は、アメリカに桜を寄贈した際にお返しとしてハナミズキが贈られたという出来事から来ているとされます。