お酒をごちゃまぜにして飲む「ちゃんぽん」と、麺料理の「ちゃんぽん」は関係ある?それぞれの名前の由来は同じ?

2023-03-21 01:30

お酒をごちゃ混ぜにして飲むことを「ちゃんぽん」と言います。
その一方で麺料理としての「ちゃんぽん」もあったりします。
しかし、これらはなぜ「ちゃんぽん」と呼ばれるのでしょうか?

今回はそれら「ちゃんぽん」という言葉について解説します。
また、なぜこのような呼び方となったのかについても説明します。

お酒の飲み方「ちゃんぽん」

まずはお酒の飲み方としての「ちゃんぽん」を見ていきましょう。

「ちゃんぽん」というお酒の飲み方

「ちゃんぽん」とは2種類以上のものをまぜこぜにすることです。
特にお酒などをごちゃ混ぜにする飲み方を指すことが多いです。
例えば、ビールとワインを合わせて飲むことを「ちゃんぽん」と表現したりします。

このように種類が違うものを2種類以上合わせることを「ちゃんぽん」と呼ぶわけです。
なお、銘柄の違う2種類の日本酒を飲むことなどは「ちゃんぽん」とはあまり言いません。

あくまでもジャンルが違うものを混ぜ合わせることを「ちゃんぽん」と呼ぶと覚えておきたいです。

「ちゃんぽん」にして飲むと酔いやすいって本当?

よく「ちゃんぽん」にしてお酒を飲むと酔いやすいと言われます。
もしくは悪酔いしたり二日酔いしたりすると言われますよね。
しかし、実のところ「ちゃんぽん」をするから酔うわけではありません。

酔うかどうかは体内に摂取したアルコールの総量で決まります。
それら大量に摂取したアルコールを分解しきれないことで悪酔いや二日酔いを引き起こすわけです。
つまり、何種類飲むかよりもどれくらい飲むかで酔いやすさが変わります。

要は飲みすぎれば誰でも酔うということになりますね。
特に「ちゃんぽん」をすると飽きずに飲めてしまうため、気づけば大量に飲んでしまっていることも多いです。
それらのことから「ちゃんぽん=悪酔い・二日酔い」とされることが多いと考えられます。

実際にはただ単に飲んでしまっている総量が増えているだけなので、要注意です。

「ちゃんぽん」の名前の由来

では「ちゃんぽん」という呼び名はどこから来たのでしょうか?
これに中国から来た説と江戸時代に生まれた説があります。

中国の言葉から来たとする説

「ちゃんぽん」は中国語でさまざまな物を混ぜることを意味する「攙 (chān)」と、油で炒めて調味料を入れ、その後煮る料理法を意味する「烹 (pēng) 」を合わせた「攙烹」が語源という説や、中国語で簡単な食事を意味する「喰飯(しゃんぽん)」という言葉から来たとする説があります。

江戸時代の洒落本から生まれたとする説

「ちゃんぽん」は江戸時代の洒落本から来たという説もあります。
江戸時代の洒落本によると、鉦の音(ちゃん)と鼓の音(ぽん)を繋げた造語から「ちゃんぽん」が生まれたとされています。
つまり、もともとはダジャレによって生まれた言葉とも考えられているのです。

麺料理の「ちゃんぽん」

ここからは麺料理の「ちゃんぽん」について見ていきましょう。

名前の由来はお酒の飲み方と同じ?

長崎の名物に「ちゃんぽん」という麺料理がありますよね。
これは肉や野菜を炒め、小麦粉に唐灰汁を加えて作った中華風の麺と一緒にスープで煮込んだ料理を指します。

これらは文字通り食材をまぜこぜにするところから来たそうです。
つまりはお酒の飲み方と同じ語源と言って良いかもしれません。
ただし、どの言葉を由来とするかでどちらが先かが変わる可能性もあるため、注意が必要です。

麺料理「ちゃんぽん」の起源

麺料理の「ちゃんぽん」は中華料理店「四海樓」の初代店主陳平順が考案したものだと考えられています。

明治中期、当時日本には大勢の中国人留学生がいました。
そんな中国人留学生に安くて栄養のあるものを食べさせるため、考案されたのが「ちゃんぽん」だったとされています。

その一方、明治初年にはすでにあったという話もあります。
それによると長崎人の本吉某が支那饂飩を「ちゃんぽん」の名で売り出していたのだとか。

まとめ

「ちゃんぽん」はお酒の飲み方や麺料理を指す言葉です。
お酒の飲み方の「ちゃんぽん」も麺料理の「ちゃんぽん」も、ごちゃ混ぜにするという言葉から生まれた言葉とされています。
これらは中国語が語源とされる他、江戸時代の洒落本に由来するともされるなど、諸説あります。

関連記事はこちら

  1. 【安藤美姫】今年の抱負は「今を生きる 出会いに感謝」 “信じられる人・信じられない人がハッキリした” “初心に戻って生きていきたい”
  2. 【がん闘病】希良梨さん 恋人とともに ”逆さ富士” へ 「諦めなければ、なんだって叶う。」感謝と共に伝える
  3. 先輩猫から突然パンチされた子猫→明らかに『しょんぼりしてる様子』が可愛すぎると爆笑する人続出「早くも社会の厳しさに直面w」「笑った」
  4. 【藤あや子】愛猫マルが絶叫顔「おせちキターーーーーーーーー」新年早々フォロワー大喜利状態
  5. 猫がお客さんのお出迎えをすると…あまりにも独特すぎる『衝撃のポーズ』が394万再生「大物だw」「わしゃわしゃしたいw」と爆笑の声
  6. <1月4日・きょうの天気>全国的に真冬の寒さ 日本海側は各地で雨・雪 太平洋側は晴れるところ多い
  7. 【浜崎あゆみ】新年の抱負は「怯むことなく更に沢山のショーを」フォロワーからエール「最後の日まで応援する」
  8. 年男・武内夏暉が初詣で誓い「欲張って(お願い事)2つ書いちゃいました」おみくじは「普通ですね」【西武】
  9. 『売れ残っていた大型犬』を飼って8ヶ月後…思った以上にすくすく大きく育った『1歳の現在』が14万再生「1歳には見えない」「威力すごそう」
  10. 成田空港は4日に約5万人が帰国見通し 国内線JAL・ANAともに羽田向かう便は“終日ほぼ満席”
  1. 【藤あや子】愛猫マルが絶叫顔「おせちキターーーーーーーーー」新年早々フォロワー大喜利状態
  2. バイデン大統領 USスチールの買収計画に中止命令「日米関係に悪影響を及ぼす決定だ 」専門家は批判
  3. 【がん闘病】希良梨さん 恋人とともに ”逆さ富士” へ 「諦めなければ、なんだって叶う。」感謝と共に伝える
  4. 『売れ残っていた大型犬』を飼って8ヶ月後…思った以上にすくすく大きく育った『1歳の現在』が14万再生「1歳には見えない」「威力すごそう」
  5. 【伊藤沙莉】結婚を発表 お相手は劇作家の蓬莱竜太さん 自身の配信ラジオ番組でファンに向けて第一報
  6. <1月4日・きょうの天気>全国的に真冬の寒さ 日本海側は各地で雨・雪 太平洋側は晴れるところ多い
  7. 猫がお客さんのお出迎えをすると…あまりにも独特すぎる『衝撃のポーズ』が394万再生「大物だw」「わしゃわしゃしたいw」と爆笑の声
  8. 成田空港は4日に約5万人が帰国見通し 国内線JAL・ANAともに羽田向かう便は“終日ほぼ満席”
  9. 【安藤美姫】今年の抱負は「今を生きる 出会いに感謝」 “信じられる人・信じられない人がハッキリした” “初心に戻って生きていきたい”
  10. 先輩猫から突然パンチされた子猫→明らかに『しょんぼりしてる様子』が可愛すぎると爆笑する人続出「早くも社会の厳しさに直面w」「笑った」
  11. JR博多駅でもUターンラッシュ 混雑はきょう4日がピーク 駅には家族との別れを惜しむ姿が
  12. 【浜崎あゆみ】新年の抱負は「怯むことなく更に沢山のショーを」フォロワーからエール「最後の日まで応援する」
×