二枚貝の一種「ホタテガイ」。
ホタテの名前が一般的ですが、この貝は食用として知られる貝の一種です。
実はこの貝には、たくさんの目があり、その数はなんと80個とも200個とも言われているのです!!
そこでここでは、この「ホタテの目」がどのようなものなのか、どこにあるのかを解説します。
ホタテガイとは
ホタテガイは、二枚貝綱翼形亜綱イタヤガイ科の貝類で軟体動物の一種です。
殻の直径は最大で20cmほどになる大きな貝で、膨らみの強い貝殻と弱い貝殻が合わさっている二枚貝の一種です。
日本では北海道でもっとも多く漁獲され、養殖も盛んに行われています。
比較的手に入りやすい貝、その貝柱まで食用とされています。
ホタテには目がある!
貝にはアサリのような二枚貝をはじめ、アワビのような巻き貝、1枚の貝で岩に張り付くもの、ツノのような形をしたものなどに分けられます。
二枚貝は大抵目や触覚を持っていないのですが、ホタテには無数の目が存在します。
ホタテの目その数なんと約60個〜200個
こちらの画像をご覧ください。
青く真ん中に黒い点がある球体が見えますよね。
これがホタテの目なのです。
このホタテの目は、貝ヒモの部分にあります。
直径1mm程度の目の数はなんと多いものだと200個あるともされています!
個体によってその目の数は変わるのですが、なんともすごい数の目がついているのですね。
ホタテの目の性能が凄い!
ホタテの目は、色の判別などはできません。
しかし、光の明暗が区別できるため外敵の接近を察知できます。
また、ホタテの目は人間の目と構造が違います。
人間などの目はレンズで光を集めて網膜へ当てますが、ホタテの目は光を集めるのに鏡を使います。
人間の目がガリレオが作った屈折式望遠鏡だとしたら、ホタテの目はニュートンが作った反射式望遠鏡だと言えますね。
ちなみに、人間の網膜は眼球の後ろにあるのに対し、ホタテの網膜は2本の線状で、眼球の中心を通っていて奥にある鏡で反射された光が集まる場所にあります。
鏡から近い網膜は弱い光に反応し、遠い網膜は強い光に反応するのです。
しかも広角レンズのように広い視野を持っており、250度の視界があるんだとか。そんな目が200個もあるのです。
まとめ
ホタテには貝ヒモの部分に無数の目があります。
その数はなんと多いもので200個にもなるんだとか。
その視野は非常に広く、なんと250度もあるんだとか。
それが200個もあるというのですから驚きですね!!