アイスやチョコのフレーバーの1つ、それが「ピスタチオ」です。
この「ピスタチオ」は料理やお菓子との相性が良い食材です。
しかし、そもそも「ピスタチオ」とはどのような植物なのでしょうか?
今回はそんな「ピスタチオ」について解説します。
併せて「ピスタチオ」の雑学も説明するので、興味がある方はぜひ読み進めてみてください。
「ピスタチオ」が実るのはこんな植物
まずは植物としての「ピスタチオ」について見てみましょう。
「ピスタチオ」とは
「ピスタチオ」はウルシ科の高木のことを言います。
もしくはその植物に実る果実のことを言うのが特徴です。
日本ではあまり「ピスタチオ」の木は見かけませんが、果実の「ピスタチオ」はほとんどのスーパーやコンビニで見かけます。
「ピスタチオ」の原生地
「ピスタチオ」は世界中に流通しています。
その原産地はアジアやアメリカとされています。
特に中央アジアのアフガニスタンやイランが原産です。
ある考古学者によると「ピスタチオ」は紀元前6500年頃から食用とされた歴史があるとのことです。
そのため、数ある果実の中でも非常に歴史ある果実と言えるのではないでしょうか。
その種子が後々に植物愛好家の手によってローマへと持ち込まれたのだとか。
それ以降、ヨーロッパなどにも広まったのが特徴となります。
他にもシリアやトルコなど中東でも生産されているとか。
このように「ピスタチオ」は世界中で栽培されています。
乾燥地でも逞しく育ち一定の塩害のある場所でも育つことから多くの国で重宝されている植物とも言えるでしょう。
十分な日照と排水は必要となるものの比較的育てやすい植物です。
それが世界中で栽培されている要因にもなっているのかもしれません。
「ピスタチオ」はナッツの一種
「ピスタチオ」はナッツの一種でもあります。
特に果実部分は日本でも頻繁に食されます。
「ピスタチオ」はこんなナッツ
ナッツとしての「ピスタチオ」は日本でもよく見かけます。
そのほとんどは熟した種子を殻果ごと焙煎して塩などで味付けしているのが特徴です。
それをそのまま食すこともあれば料理やお菓子に入れることもあります。
このように幅広く利用されているのが「ピスタチオ」です。
ちなみに、食用の他に緑色のペースト状にして製菓材料に使用することもあります。
製菓材料としてはケーキやクッキーの飾りとしても使用されます。
欧米などではアイスやチョコに混ぜ込むことも一般的とされているのだとか。
なお、中東ではハルヴァと呼ばれるヌガーに似たお菓子にも入れられるなどその活用例は幅広いです。
料理によってはパスタやスープに使用する国もあるとか。
ピスタチオは「ナッツの女王」!?
「ピスタチオ」は独特のピスタチオグリーンの発色を持ちます。
そのため、料理やお菓子など多種多様な場面で使用されます。
それだけでなく他のナッツと異なる独特の風味もあり、たくさんの場面で使用されるのが特徴です。
その風味豊かな香りは「ピスタチオ」ならではのもの。
そのため「ピスタチオ」は時に「ナッツの女王」とも呼ばれます。
そんな「ピスタチオ」の中でも著名なのが「グリーンピスタチオ」と呼ばれる品種です。
「グリーンピスタチオ」は「食べるエメラルド」「緑の金」などと呼ばれて重宝されています。
ピスタチオは笑っている?
人によっては「ピスタチオ」が笑っているように見えるとか。
確かに半分割れた殻が笑っているようにも見えるかもしれません。
別名は「ハッピーナッツ」
「ピスタチオ」は美容などにも効果が期待できることなども含め「ナッツの女王」と呼ばれます。
ただ、別名では「ハッピーナッツ」とも呼ばれるのが特徴です。
その理由は「殻が笑っているように見えるから」と言われたり言われなかったり……。
詳細は不明ですが「ピスタチオ=笑顔の果実」という異名があることは確かだと言えるでしょう。
まとめ
「ピスタチオ」はアイスやチョコのフレーバーとしても人気の食材です。
実際に海外では料理に入れることもあるのだとか。
もちろん、お菓子などにも入れられることがあります。
日本でも様々な用途で使用される果実なので、みなさんも料理やお菓子に入れてみてはいかがでしょうか?