「夏炉冬扇」という漢字、あなたは読むことができますか?
「夏」と「冬」という季節を表す漢字が含まれているこちらの四字熟語。
一体何と読むのでしょうか。
その意味も気になるところです。
「夏炉冬扇」それぞれの漢字の基本の読み方
まずは、「夏炉冬扇」に含まれるそれぞれの漢字の読み方を見ていきましょう。
カタカナは音読み、ひらがなは訓読み(送り仮名)です。
夏・・・カ、ゲ、なつ
炉・・・ロ、いろり、ひばち
冬・・・トウ、ふゆ
扇・・・セン、おうぎ、あお(ぐ)、おだ(てる)
読み方を見て、ピンときた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「夏炉冬扇」の正しい読み方は・・・
正しい読み方は「かろとうせん」でした!
「季節が外れていて役に立たない物事」という意味がある四字熟語です。
漢字の通り、暑い夏に火ばちや暖炉、寒い冬にうちわや扇子は必要ありませんよね。
「夏炉冬扇」は、古代中国の思想家「王充(おうじゅう)」がまとめた「論衡(ろんこう)」という書物を出典とする言葉だと言われています。
この書の文中にある「何の役にも立たぬ才能や、何の足しにもならぬ意見を君主に出すことは、夏に囲炉裏をすすめ、冬に扇を差し上げるようなものだ」という一文から来ているのだとか。
詳しくはこちらの記事で解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。