![【やり投・北口榛花】公開練習で現地チェコ国営放送も熱視線「パリ五輪では自分を強くもつ」](/assets/out/images/jnn/965621.jpg)
去年の世界陸上ブダペストでフィールド種目では日本女子初となる金メダルを獲得した北口榛花(25、きたぐち・はるか)。すでにパリ五輪代表も内定しており、金メダルの期待も高まる。
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オリンピックイヤーを迎え、拠点としているチェコでの練習を公開した。日本メディアメディアのテレビ5社、新聞7社に加え、現地メディア・チェコ国営放送も訪れており、紛れもない女子やり投の第一人者たる事が伺えた。
本人も“その時へ”照準を合わせる。
「周りからのプレッシャーはあまり感じていない。(パリ五輪では)『自分』を強く持つ。選手の目の色が違うことは東京五輪でわかった。いつもと違うことをしようと思わないことが大事。『自分』らしさを表現出来れば良い。」
北口の躍進を支えてきたシェケラックコーチとの二人三脚でさらなる飛躍へ向けて「助走、スピードアップ」強化に取り組む。オフシーズンでの走り込みも様々な方法で負荷を加える。
また取材陣は拠点としている町、ドマジュリツェ町の町長よりの表彰式にも同行。「この町を選んでくれて世界一になったことがドマジュリツェの町に大きく貢献した」との理由でメダルも授与された。
現地メディアにも笑顔を織り交ぜ、難なく対応した。会場では笑顔と共にチェコ語で「応援してください」とスピーチした。
今後は「ダイヤモンドリーグをメインに回る」といい、初戦は4月に中国で行われるダイヤモンドリーグを予定。「そのあと日本で少し試合も出る予定ですし、今のところは日本選手権も出るつもり」と語った。
■北口榛花(きたぐち・はるか)
1998年03月16日生まれ 北海道出身 旭川東高~日本大学~JAL
2019年からチェコ人のデービッド・シェケラック氏より本格的にコーチを受ける。2019世界陸上ドーハ出場。東京オリンピック(2021年)では57年ぶりの決勝進出。2022世界陸上オレゴンで最終6投目で投てき種目日本女子初のメダルとなる銅メダル。2023年世界陸上ブダペストでは最終6投目に66m73のビッグスローで大逆転し、フィールド種目では日本女子初の金メダルを獲得した。昨季ダイヤモンドリーグでは3度の優勝、ダイヤモンドリーグ・ファイナルでは日本人初の優勝を果たした。パリ五輪代表内定。息抜きはK-POPと料理系Youtube鑑賞。