![残り1枠!パリ五輪代表切符は誰の手に・・・ 日本最速の鈴木健吾「一緒に行けたらいいな」妻とパリへ【東京マラソン2024】](/assets/out/images/jnn/1028694.jpg)
残り1枠をかけたパリ五輪マラソン男子代表選考を兼ねる「東京マラソン2024」(3日)の前々日会見が1日、都内のホテルで行われ、男子は日本記録保持者の鈴木健吾(28、富士通)、山下一貴(26、三菱重工)、其田健也(30、JR東日本)らが出席。
今大会が最後の代表選考レースとなる男子は、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジ設定記録である2時間5分50秒を突破した日本人最上位の選手が代表に内定。該当の選手がいない場合は、MGC3位の大迫傑(32、Nike)が内定する。
日本記録保持者の鈴木は、MGCでは12キロ付近で無念の途中棄権。「私は2021年の東京五輪を見てから次の五輪こそはという思いで4年間やってきました」と思いを語った鈴木。「4年間の中ではいろいろありましたが、これがファイナルチャレンジということで、自分のいろいろな思いを持って走りたいなと思います」と意気込んだ。
2時間5分50秒という設定記録については、「前回東京マラソンを走らせていただいた時は2時間5分30秒くらいだったので、出せないタイムではないなと思っています」と設定記録突破へ自信をのぞかせた。
代表に内定している妻の一山麻緒(26、資生堂)からは「一緒に行けたらいいな」と言われたといい、「僕もしっかりついていけるように頑張りたい」と夫婦でのパリ五輪代表を目指す。
昨年の東京マラソンで日本人トップで歴代3位の2時間5分51秒をマークした山下一貴(26、三菱重工)は、「自己ベストを更新するっていうのは自分の100%を超えることになるので、簡単なことではない」としつつも、“あと1秒”と迫る設定記録突破を狙う。
その山下に次ぐ日本人2位でゴールした其田健也(30、JR東日本)は「今回パリ五輪に向けて最後のチャレンジになりますけど、前回山下選手やその前は鈴木選手に先着されて2着だったので、今回は1番をとらないと(パリに)行くことができないので着順にこだわってしっかり走りたい」と、最後の1枠への強い思いを語った。
2024年パリ五輪のマラソン代表の座をめぐる争いは、2023年10月16日に行われたMGCにて男子が小山直城(27、Honda)、赤﨑暁(26、九電工)、女子は鈴木優花(24、第一生命グループ)、鈴木の妻、一山麻緒(26、資生堂)の各上位2名が代表に内定している。