■世界室内陸上 2日目（日本時間3日、イギリス・グラスゴー）
世界陸上の室内版“世界室内陸上”の2日目が行われ、女子3000mに出場した田中希実（24、New Balance）が8分36秒03の8位。自身の日本記録を約4秒更新する走りで室内のアジア記録をマークした。
レースは、5000ｍ世界記録保持者・ツェガイ（エチオピア）らが引っ張り、序盤から縦長になるハイペースな展開に。出国前に「世界の強豪選手に食らいつきたい」と話していたとおり、田中は6番手につけ積極的にレースを進めた。中盤から終盤にかけ順位を落としたが、自身の持つ日本記録を4秒02更新した。
田中は今年、2月に行われた室内での1500ｍで日本記録を更新。2マイルのレースの通過タイムでも8分40秒05を記録し、3000ｍの日本記録を更新していた。
優勝はゴール手前でツェガイをかわしたE.セント・ピエール（アメリカ）。歴代3位の記録をマークした。
【女子3000ｍ】
優勝 E.セント・ピエール（アメリカ） 8分20秒87 ※CR
2位 G.ツェガイ（エチオピア）8分21秒13
3位 B.チェプコエチ（ケニア）8分22秒68 ※NR
8位 田中希実 8分36秒03 ※AR
