![パリ五輪会場で熾烈な代表争い 大堀彩が奥原希望に接戦の末、逆転勝ちで2回戦進出【バドミントン・フランスOP】](/assets/out/images/jnn/1036465.jpg)
■バドミントン・フランスオープン 各種目1回戦( 日本時間6日、パリ)
パリ五輪の会場で開催されるフランスオープンが開幕。女子シングルス1回戦で大堀彩(27、トナミ運輸)がリオ五輪銅メダルの奥原希望(28、太陽ホールディングス)をゲームカウント2ー1(17ー21、21ー19、21ー14)で下し2回戦に進出した。
バドミントンの日本代表争いはフランスオープンを含め、全英オープン、アジア選手権と残る3大会となった。代表2番手争いをする大堀と奥原がパリ五輪会場の初戦で激突した。これまで国際大会では奥原が10勝2敗と大きく勝ち越しているが、直近のタイマスターズ(1月30日〜2月4日)では準々決勝で対戦し、大堀が競り勝っている(この大会で大堀は優勝)。
第1ゲーム、大堀は11ー7と3点リードでインターバルを迎えたが、終盤に7連続失点。逆転を許し17ー21で先取された。第2ゲームも奥原に0ー6とリードされると、ここで大堀は治療を要求。腰にスプレーをし、プレーを再開。徐々に追い上げ、終盤に5連続得点で21ー19、ゲームカウントを1ー1とする。
最終ゲームは序盤から、一進一退の攻防がつづくも長いラリーで勝ち切り、11ー9で折り返す。しかし、12ー12の同点とされると、渾身のショットが決まり、気合の雄たけびが炸裂。8連続得点で一気にリードした大堀が逆転勝ちで2回戦進出を決めた。
シングルスは4月末のパリ五輪レースランキングで16位以上に同じ国から2人以上が入れば、出場枠「2」が確定。日本は上位2人が出場可能となる。現在、最上位は山口茜(26、再春館製薬所)が4位、続いて大堀12位、奥原17位となっている。
※写真は左から大堀選手、奥原選手