![新入幕・尊富士が大奄美を下し、白星発進!スピード出世を果たした大器が幕内でも大暴れの予感【大相撲春場所】](/assets/out/images/jnn/1045577.jpg)
■大相撲春場所・初日(10日、エディオンアリーナ大阪)
新入幕の尊富士(24)が西前頭16枚目の大奄美(31)を下し、春場所初日を白星で飾った。
新十両を1場所で通過し今場所、東前頭17枚目となった尊富士は、大奄美に頭で当たって左を差し右上手をひく。45kg重い相手が押し込んできた所を利用して左下手を取ると、出し投げを打ち、相手の後ろに回り込んで送り出した。初土俵から所要9場所で新入幕を果たした24歳が大器の片鱗を見せた初日となった。
尊富士は関取デビューの先場所、13勝2敗で十両を制した。22年秋場所の初土俵から所要9場所での新入幕は、年6場所制となった1958年以降、常幸龍と並び最速(幕下付け出し除く)。184cm、143kgの身体で、鋭い出足からの突き押しが最大の武器。